Lyric

かすれた記憶また還って

頭に響く太鼓の音

提灯の周りハエが集って

真っ赤なウサギが空に跳んで

真っ青なカエル地に藻掻いた

寸分違わぬ声で笑った

すっかり体は暖まって

うっかり頭を置いてきたようだ

まだ進めない私残して

閑散はまたやかましく

簡単な言葉が騒ぐ

何だってそんな嘯く

段々と空回れば

ほっといたままにちぐはぐ

気づいたらもうどうしようもなく

あれもこれもほんとしょうもなく

ふらふらただ揺れたまま

子供の頃の夢を見てた

まだ薄ぼんやり光っていた

あの子はあぜ道かけていった

すっからからからから傘お化けは

すっかりかりかり借り受けばかりで

まだまだ進めない私残して

ぱっくりと裂けた真ん中

びっしりと並ぶ白目は

そっから出た赤い舌に

げらげら僕を見てた

心臓も涙腺もあるの

でも僕はもう何も言えないの

殴らないで蹴らないで欲しいよ

あなただけが幸せなら

一人っきり作った祭り

散々枯らし馬鹿みたい

一人っきり作った祭りには

あなたはいらない

何度だって繰り返される

痙笑は消えることなく

空洞の先に揺らめく

誰も居ない要らないの

遠くへ行った僕の鼓膜

待ったをかける暇も無く

向こう側小さく見える

存在しない言葉吐けば

閑散はまたやかましく

簡単な言葉が騒ぐ

何だってそんな嘯く

段々と空回れば

ほっといたままにちぐはぐ

気づいたらもうどうしようもなく

あれもこれもほんとしょうもなく

ふらふらただ揺れたまま