

八雲を裂く風が舞う
斐伊の流れは荒れ狂う
八つの影が空を覆い
神代の夜が牙を剥く
黒雲覆う山の端に
怯える村の灯が滲む
幾度繰り返す別れにも
涙はまだ枯れはしない
娘を奪う災いは
季節のように巡り来る
残された者の叫びだけ
川面に深く沈んでゆく
風が運ぶ慟哭は
夜の帳に消えぬまま
荒ぶる胸の奥底で
消えぬ火だけが燃えている
八雲を裂く風が舞う
斐伊の流れは荒れ狂う
八つの影が空を覆い
神代の夜が牙を剥く
遥か彼方の雲間には
微かな光が揺れている
誰かの祈りを乗せながら
嵐は今も吹き荒れる
谷を埋める巨き影
鬼灯のような紅き眼に
八つの首が揺れるたび
大地は低く唸りだす
赤き流れは河となり
山々を越えて続いてゆく
終わりを知らぬその姿が
人々の心を凍らせる
八塩折の酒の香が
静かな夜に満ちてゆく
荒ぶる咆哮の向こうで
運命の刻が近づいている
天を追われたその名さえ
風だけが知っている
荒ぶる神と呼ばれても
胸の願いは消えはしない
眠りへ沈む大蛇の影
月明かりが刃を照らす
張り詰めた夜の静寂に
ただ鼓動だけが響いている
八雲を裂く風が舞う
長き夜は終わりへ向かう
斐伊の流れのその先で
新たな朝が色づき始める
尾より現る叢雲の
蒼き輝きが空を染め
神々の時を越えながら
伝説は今も息づいている
八雲を裂く風が舞う
遥かな空は澄み渡る
幾千の悲しみさえ
朝焼けの中へ溶けてゆく
残された祈りの声
吹き抜ける風に重なり
出雲の空を巡りながら
今も静かに響き続ける
嵐の向こうに 朝が見える
- 作詞者
RIG
- 作曲者
RIG
- プロデューサー
RIG
- ミキシングエンジニア
RIG
- マスタリングエンジニア
RIG
- ボーカル
ASEL (ASEL_Music)

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- 1
prologue~夕暮れ~
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- ⚫︎
雲薙ぎ
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- 3
天つ灯火
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- 4
黄泉渡る風
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- 5
天暁舞
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- 6
花明かり
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- 7
嘘月夜
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- 8
常世祭
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- 9
幻灯宵神楽
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- 10
蒼い月
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- 11
双影
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- 12
暁の標
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- 13
蛍葬
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- 14
悲願花
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- 15
神隠し
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『神話と幻想の境界』
日本神話をテーマにした和風ロックアルバム。
和の旋律と力強いロックサウンドが織りなす、
現実と幻想の狭間を巡る物語集。
夜明けの灯火から黄泉渡る風まで、
様々な世界観をひとつに収めた和風ロック作品です。