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歌詞

ぬめる春

カリィ

雪解けは 音もなく

輪郭を崩していく

まだ冬のままの心を

足元だけが 溶かしていく

濁音を 踏みしめても

進んだ気がしない

振り返れば

景色だけが にじんでいる

粘着する 次の季節

息の裏で 滲む

冷たいままの体温が

ゆっくり ほどけていく

季節は あなたを試している

ぬめる春が触れる

空回りする足首に

終わらない冬の奥で

鼓動が わずかに揺れる

グラデーションの空

境界を持たない

白でもなく 水でもない

その中に立たされている

進みたいと願うほど

地面はぬかるむ

焦燥は冷たいのに

身体だけが 熱を帯びる

まだ手放していない

その記憶さえ

優しく崩して

形をなくす

季節は あなたを試している

泣ききれない記憶まで

ゆっくりと崩して

足は取られたまま

呼吸だけが 深くなる

犯されてはいない

触れられてもいない

それでも

身体だけが

言うことをきかない

冬服のままで

鼓動だけが 先に春を知る

あなたが抱えた季節ごと

水にしてしまう

沈んではいない

消えてもいない

ただ

体温に混ざって

あなたの奥で

揺れている

  • 作詞者

    カリィ

  • 作曲者

    カリィ

  • プロデューサー

    カリィ

  • プログラミング

    カリィ

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アーティスト情報

CURRY Records

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