フィルムのジャケット写真

歌詞

フィルム

Ellipsick

何を躊躇っているの ここで

映画の中なら演じ切れたのかな

声はコーヒーに溶けて消えた

夕風と逃げ出した

小さな枯れ葉を匿って

水面で繋いだふたつの手を

この胸深くに沈めて

重ねた夢も最後は

壊れてしまうの

何も伝えられないままで

並んだ蛍が点々と灯っていく

ねえ たった一枚のフィルムに

隣の気配をただ焼きつけた

錆びついたベンチで

水面で繋いだふたつの手を

この胸深くに咲かせて

束ねた花を見ていたい

終わらないで

あのときほどけたひとつの手の

形を覚えていたくて

描いていたラストシーンが

溢れてしまいそう

でも 壊してしまうの

  • 作詞

    ナカタカスミ

  • 作曲

    高野逸馬

フィルムのジャケット写真

Ellipsick の“フィルム”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    フィルム

    Ellipsick

結成以来、基本はバンドサウンドを中心とした楽曲を制作しているが、今回ミニマルなトラックにポップな歌を乗せるというバンドとしては新しい試みとなった。
バンド初のメンバー同士での共作でもあり、それぞれの新しい一面がぶつかり合い、楽曲としても新鮮さを生み出している。
一瞬の間に揺れ動く感情、儚くも強い思いを描いた歌詞と、それに絡まるようなピアノ、ギターが印象的。

アーティスト情報

"