歌詞

影を置いて、光を連れて!

三日月の窓　開け放て

Moon’s bargain — 名を囁(ささや)け

影を置いて、光を連れて!

影のない足　石畳(いしだたみ)に

冷たい輪郭　月が描く

代価はひとつ　眠れぬ夜

それでも欲しい　小さな朝

鏡に触れて　息を止め

胸の暗がり　灯(とも)してみる

港の灯(ひ)らり　猫が鳴く

歩幅(ほはば)の奥で　影が待つ

取引(ディール)の紙に　指で触れ

インクは星で　乾いてる

もう一度だけ　月に問う

“返せますか”、夜明けの影

名を呼ぶ声が　潮に混ざり

光は細い　でも確か

契約(やくそく)なんて　歌で越えろ

影は私の　一部だと

影を置いて、光を連れて!

夜の真ん中　朝を連れて

Moon’s bargain — 名を囁け

影を置いて、光を連れて!

連れて…　朝へ…