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本作は、80年代のシティ・ポップの薫りを現代のミニマリズムで再構築した、爽快なライト・ファンクです。115 BPMの小気味よいテンポの上で、スラップベースの図太いラインと、クリーントーンのエレクトリックギターが、パズルのように組み合わさります。
最大の見どころは、日常の何気ない動作を音像化した「トントントン」という中毒性のあるオノマトペ・フックです。無駄な装飾を削ぎ落としたミニマルな編成だからこそ、ブラスのスタッブ(短い鋭い音)が鮮烈に響き、聴く者の肉体を自然に揺らします。ウォームなアナログ・ミックスの質感が、コンクリートの街並みをどこか温かく、親密なダンスフロアへと変貌させる。日常の「歩き」を「踊り」へと昇華させる一作です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。