Lyric

机に書かれた悪口

消したらまた書かれるだけ

誰も見てないふりしてる

わかってる、いつも通り

ゴミ箱の中　捨てられた上履き

「これ誰の？」と笑う声

教室のすみ、声を殺して

自分の存在も　消して

気づいてたくせに　黙ってたでしょ？

「見てるだけ」ってそんなに偉いの？

私が泣かないのは、

壊れてるからじゃない

透明人間　同情なんて　必要ない

言葉だけならもう足りてる

他人事みたいな優しさで

私に関わらないでよ

「ごめんね」だって？

何も知らないくせに

静かに傷が増えるだけの日々

生きてるだけで精一杯なんだよ

画面の中でも私は浮いたまま

既読だけがまた増える

誰も信じちゃいけないんだって

いつでも私は ひとりぼっち

賑やかな声の中

私の存在だけがノイズみたいで

「気にしないで」って言うけど

気にされない方がつらいよ

逃げ場なんてないこの場所で

なぜ私だけが壊れてくの？

助けを求めたとき

誰か来てくれたっけ？

透明人間　言葉なんて　必要ない

軽く扱わないで　私の苦しみを

「かわいそう」は免罪符じゃない

誰も救えないくせに

「大丈夫？」の一言さえ

あなたの安心のためでしょ？

ボロボロに爛れた心

透明なままで壊れていくんだよ