歌詞

明日はとても素直じゃいられない

あなたと初めてのふたりきりだから

信じられない

忘れられない冬になるの

ねぇあなたはおぼえてるかな

初めて会った日のこと

まだ桜が散る春の終わりに見つけたの

そう、あの日の帰り道の途中

目と目が合った瞬間

あなたの可愛い笑顔にあたしはばたんきゅー

でもねひとつだけ気になることがあるんだよね。

二つ隣にいた華奢でいじらしいあの子

あたしだけじゃなかった

わかっていたけれど

赤く、白く、煌めく街で見つけた

明日はとても素直じゃいられない

あなたの瞳にはあの子のときめき

信じられない

浮かれた街並みに消えてく

あたしの恋の心は冷めない

あいつの隣にはあなたの微笑み

信じたくない

冬の魔法はなかったんだ

時が止まるような夜は

ひとり願うあたしじゃだめなのかな

ねぇあなたの口から出てくる

聞き馴染みない言葉

風邪のように移る。あのこ口癖ばかりだ

そう募る私の思いと、冬の寒さは痛くて

ぎゅっと閉められる

あたしの心はばたんきゅー

あたしは告げられた

好きな人がいるんだよね

隠しきれない歪んだ笑顔

あたしではないと、わかっていたけれど

応援してるよとしか言えなかった

白く染まった世界

黒く淀んだ心を包み込んでよ

溢れちゃう前に

あなたの隣にはもういられない

煌めくヒイラギ達が眩しすぎる

惨めたらしい

浮き足立つ街が嫌いだ

忘れらない冬を終わらせたい

あなたの幸せを願うことなんて

できるはずない

さよならも言わなかったんだ

想いを告げることもなく

冬の空に消えるあたしの恋