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DJ YUTAKA『CALI LIFE』
ヒップホップDJ/プロデューサーとして40年以上のキャリアを誇り、現在、ロサンゼルスを拠点に活動するDJ YUTAKAが、初のインストゥルメンタル・アルバム『CALI LIFE』をリリース。
自らのDJ活動30周年を記念して発表した『NEW ERA~DJ YUTAKA 30th ANNIVERSARY ALBUM』から約13年ぶりとなる今回のアルバム『CALI LIFE』は、このタイトルが示す通り、DJ YUTAKA自身のカリフォルニアでの日常生活を8曲のインストチューンにて表現している。日の出(「Rise and Shine」)とともにカリフォルニアでの1日がスタートし、身支度を整えてから(「Cali Life」&「Let's Got」)、海沿いをドライブしてマリブへ向かう(「PCH to Malibu」)。さらにサンタモニカ(「Smoking On the Boardwalk」)やベニス(「Windward Circle」)といったビーチタウンをクルージングした後に、夕日を浴びながらハリウッド方面へ北上し(「Sunset to Hollywood」)、最後はビバリーヒルズでのパーティ(「Beverly Hills High」)で1日を終える。実際にカリフォルニアを訪れたことがある人ならば、それぞれ曲のサウンドやタイトルとともにリアルな情景が目に浮かんでくるに違いない。
ヒップホップを基盤としながら、プロデューサーとして名だたるR&Bアーティストの楽曲を手がけてきたDJ YUTAKAならではの、豊かな表現力が光る8曲のインストチューン。ロサンゼルスのプライベートスタジオにてレコーディングしてきた数々のトラックを中心に、古いモノでは10年以上前に作ったトラックなども引っ張り出しながら、ドラムの細かい鳴りやメロディの差し替えなど大胆なブラッシュアップを行なうことで、2022年のヒップホップ/R&Bサウンドへと仕上げている。そのようにインストアルバムとして完成している一方で、ラッパーやシンガーがそれぞれのトラックにラップや歌を乗せてまた別の曲を作るという、次の展開も込められた作品にもなっている。本作『CALI LIFE』から広がる、新たな可能性にも期待したい。