真夜中の零時、煩いくらい光を落とす街灯が
ただ僕の影を一つ浮かばせるようだ
止まらないように、そっと浸らないように
無邪気な笑顔が僕を笑うから
足音一つ、重なり合うように歩いた
夜のしじま、君と僕のただ何でもない一ページ
思い出す度、そっと涙が出るのは
その笑顔が可愛いままだから
静寂に落ちて揺れた心
消えない、消えない
ただ僕はずっと夜に浸かって
「さよなら」呑み込まれて
嗚呼思い出を飾っては暮れ
また夜の冷たさに震えてる
足音一つ、とける夜に浮かんだ
遠い月の染め叢雲、君のいない子の帰り道も
僕を笑っているよう、二人で歩いていたから
気付かなかった
くだらない絵空を許しておくれよ
絶えず願う君の声を聴かせてよ
ああ、不確かな想像を
ただ夜空に浮かべては、今日も溶けだした月の光
ねえ、君が隠れてしまうよ
静寂に落ちて、揺れた心
消えない、消えない
ただ僕はずっと夜に浸かって
「さよなら」呑み込まれて
ああ今日も愛を飾っては夢
また夜の冷たさに君を見て
時は移ろって、霞んだ愛は優しく笑って
ねえ。僕はきっと、きっと君を
そっと失っていくのでしょう
そんな日々をただ明かしては暮れ
また夜の冷たさに震えてる
そうしてまた明日が澄んでいく
愛し君に影
- 作詞
いお
- 作曲
いお
- プロデューサー
いお
- リミキサー
いお
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月に叢雲、君に影 (self.cover)
いお
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