歌詞

静かな海に　月が揺れて

寄せる波さえ　胸を締めつける

「離れたくない」その瞳に

言えない言葉　隠したまま

遠くの街へ　旅立つ君を

見送るための　最後の夜

笑いながら　泣きそうな

その横顔が　焼きついてる

さよならじゃないと　言い聞かせても

手を離せば　もう戻れない

届かぬ距離に　負けてしまう恋

未来を守れず　ごめんね

繋いだ指を　波がさらう

それがまるで　運命のようで

「大丈夫だよ」って　笑ったけど

本当は君も　泣きたかったね

ポケットの中　しまった切符

触れるたびに　時間は迫る

抱きしめても　止められない

離れていく　二人の夢

さよならの代わりに　微笑んでみせた

君の強さが　痛くて苦しい

会えない日々に　消えてしまうなら

せめて今だけ　この海で抱きしめたい

寄せては返す　波の音だけ

残された僕に　問いかけるよ

愛してるのに　選んだ別れ

夜風に溶けて　遠く消えた