

27時
あれ、もうこんな時間…
時計の針がやさしく 肩を叩くのに
今日の余韻がまだ 胸の奥で揺れてて
もう少しだけ ここにいたい
ふとんのぬくもり 陽だまりの残り香
頬に触れるだけで 時間がやわらかくなる
眠りへ向かうのに 心だけが
まだ今日を 抱きしめている
スマホの灯りは 今夜はそっと消して
窓の向こうの静寂に 耳を澄ます
遠くのサイレンも 遅い車の光も
夜を支えてくれる誰かがいる
その灯りのひとつひとつに
「お疲れさま」と 心の中で呟く
言えなかった「ありがとう」も
飲み込んだ「大丈夫」も
27時の静かな空気の中で
そっと並べて 抱きしめておこう
今日の小さな光を 胸にしまって
明日の私に 渡せるように
穏やかに 夜を閉じていく
思い出すのは 笑った瞬間
何気ない一言に 救われたこと
大きなことじゃなくて
確かなものだけ 数えていく
布団に潜り込んで 目を閉じてみる
でもふわっとしたぬくもりが
気持ちを優しく持ち上げて
これから眠るのに 心がまだ浮かんでいて
こんな時間に 微笑みがこぼれてしまう
まぶたの裏が まだ明るいのは
今日を心から 好きでいられたから
この街のどこかで
誰かが起きてて 誰かが動いて
誰かを守っている
その連なりの中に 私もいるんだと
そう思えたら 息が少し軽くなる
言えなかった「ありがとう」も
飲み込んだ「大丈夫」も
明日になれば きっと
別の形に 変わっていける
27時のやさしい静けさ 抱いて
今日をきれいに 閉じていこう
明日の私へ そっと手渡すように
小さな願いを 結んでいく
名残惜しいのは
大切にできた あかしなんだ
うまく言えなくても
ちゃんとここまで 歩いてきた
夜は味方だよ
明日を迎えるための 静かな余白
言えなかった「ありがとう」も
飲み込んだ「大丈夫」も
胸の奥で ゆっくり
あたたかさに 変わっていく
27時の空気は やさしい
今日がまだ そばにいるみたいで
明日の私へ 渡せるように
小さな光を 増やしていく
カーテンの隙間から 薄い青が差し込む
新しい朝が もうすぐそこに
27時は終わっても
今日の続きは 明日で待っている
- 作詞者
NAZNA
- 作曲者
MAPP
- プロデューサー
MAPP
- レコーディングエンジニア
MAPP
- ミキシングエンジニア
MAPP
- マスタリングエンジニア
MAPP
- グラフィックデザイン
MAPP
- ボーカル
NAZNA

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27時 〜にじの向こう〜
NAZNA
『27時 〜にじの向こう〜』は、
今日が名残惜しくて、夜が少しだけ続いてほしいと願う時間に寄り添う歌です。
27時の静けさの中で、
言えなかった「ありがとう」や、飲み込んだ「大丈夫」を
そっと並べて、胸の奥にしまっていく。
それだけで、明日が少しやさしくなる気がするから。
「にじの向こう」は、
午前2時の向こう側にある、夜のいちばん深い場所。
そこには、心が息をつける余白があると思うんです。
この歌が、
眠りに向かうあなたの時間を
あたたかく包めますように。



