

蝉の声が 豪雨のように
帰り道を 叩きつけている
降り注ぐ声 頭上から
夕焼けが染める 桑畑の道
よその畑の 実をひとつ
こっそり摘んで 頬張ってた
空き地の草が揺れて
神社の鳥居が見えて
用水路のせせらぎが
呼んでいる 帰っておいでと
ランドセル背負って 通った桑畑
今でもこの胸に 焼きついている
大人になっても 消えない景色
あの夏の僕が 今も生きている
蚕の宿の軒を過ぎ クルミの実
道に落ちてる 我先にと
拾って割って 分け合った味
今でも舌に 残っている
桑畑は もう家並みに変わり
それでも道の 記憶は消えない
夕闇が少しずつ 濃くなって
家々に灯りが 点き始める
ランドセル背負って 通った桑畑
今でもこの胸に 焼きついている
大人になっても 消えない景色
あの夏の僕が 今も生きている
裸足で駆けた 土の感触
母が呼ぶ声 遠くから
何も知らずに 笑っていた
それが僕の 始まりだった
ランドセル背負って 通った桑畑
今でもこの胸に 焼きついている
大人になっても 消えない景色
あの夏の僕は 今も生きている
蝉時雨が 遠くなって
夕焼けの中 歩いていく
鏡に白髪 増えた僕にも
ランドセルの重さ しっかり残っている
- 作詞者
Tucci Rain
- 作曲者
Tucci Rain
- プロデューサー
Tucci Rain
- グラフィックデザイン
Tucci Rain
- ソングライター
Tucci Rain
- プログラミング
Tucci Rain

Tucci Rain の“蝉時雨の帰り道”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
スコアブックの隣で
Tucci Rain
- ⚫︎
蝉時雨の帰り道
Tucci Rain
- 3
コーヒーカップの魚
Tucci Rain
- 4
放課後のチャイム
Tucci Rain
- 5
玄関の革靴
Tucci Rain
- 6
初めての部屋
Tucci Rain
『スコアブックの隣で』『蝉時雨の帰り道』『コーヒーカップの魚』『放課後のチャイム』『玄関の革靴』『初めての部屋』の6曲を収録したコンセプト作品。
スコアブックの隣で過ごした青春、蝉時雨の中を歩いた帰り道、何気ない日常に潜む小さな不思議、放課後のチャイムが告げる時間の終わり。そして、玄関に残された革靴と、初めて一人で暮らす部屋―。
本作では、特別な出来事ではなく、誰もが人生のどこかで経験する何気ない風景を通して、人が成長し、それぞれの暮らしへと歩んでいく時間を描いています。
過ぎ去った青春の日々、家族と過ごした時間、そして新しい生活への一歩。6つの異なる情景をつなぐのは、日々の暮らしの中にそっと残されている記憶と、人が前へ進んでいく姿です。
『暮らしの途中で』は、特別ではない毎日の中にある小さな物語と、そこに宿る記憶を描いた作品集です。
アーティスト情報
Tucci Rain
Tucci Rainは、記憶や人とのつながりをテーマに楽曲を制作する日本のソロアーティスト。 青春、言えなかった想い、日常に残る感情の断片をモチーフに、ノスタルジックな世界観を描いている。
Tucci Rainの他のリリース
Tucci Rain Records



