暮らしの途中でのジャケット写真

歌詞

玄関の革靴

Tucci Rain

入学式の朝 選んでくれた

黒い革靴 少し大きくて

ブランドのことなど 知らなかった

ただ「歩きやすい」と 笑っていた

叱られたことより

褒められすぎた日々が

時々重たく 感じたけど

あれが最後の 愛だったと

黒い革靴を 見るたびに

あの日の声が 聞こえてくる

「ちゃんと育った」と

一度だけでも 伝えたかった

渡せなかった想いを

今も抱いて 歩いている

少しずつ 遠くなる声

季節はいくつ 巡っただろう

風の便りに 立ち尽くした日

それでも革靴は 履き続けた

黒い革靴を 履くたびに

あの日の朝が よみがえる

「自慢の息子だよ」と

一度だけでも 伝えたかった

届かなかった言葉を

今も胸に 歩いている

苦労を隠して 笑ってた人

その手が選んだ 一足の靴

語らぬ想いを 靴に込めて

そっと僕を 送り出した

黒い革靴を 磨くたびに

あなたの手を 思い出す

「ちゃんと育った」と

今なら胸を 張って言える

渡せなかった想いを

この靴に乗せて 生きていく

どんな革靴を 見ても

あなたを思う

ありがとう って

今も胸で言う

  • 作詞者

    Tucci Rain

  • 作曲者

    Tucci Rain

  • プロデューサー

    Tucci Rain

  • グラフィックデザイン

    Tucci Rain

  • ソングライター

    Tucci Rain

  • プログラミング

    Tucci Rain

暮らしの途中でのジャケット写真

Tucci Rain の“玄関の革靴”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

『スコアブックの隣で』『蝉時雨の帰り道』『コーヒーカップの魚』『放課後のチャイム』『玄関の革靴』『初めての部屋』の6曲を収録したコンセプト作品。

スコアブックの隣で過ごした青春、蝉時雨の中を歩いた帰り道、何気ない日常に潜む小さな不思議、放課後のチャイムが告げる時間の終わり。そして、玄関に残された革靴と、初めて一人で暮らす部屋―。

本作では、特別な出来事ではなく、誰もが人生のどこかで経験する何気ない風景を通して、人が成長し、それぞれの暮らしへと歩んでいく時間を描いています。

過ぎ去った青春の日々、家族と過ごした時間、そして新しい生活への一歩。6つの異なる情景をつなぐのは、日々の暮らしの中にそっと残されている記憶と、人が前へ進んでいく姿です。

『暮らしの途中で』は、特別ではない毎日の中にある小さな物語と、そこに宿る記憶を描いた作品集です。

アーティスト情報

Tucci Rain Records

"