Lyric

ゆびを、文字を、追っていた。

息がかかるほど近づいても

あなたはとても寂しい、寂しい。

のぞいていますいつも、後ろで。

足音、後ろ、見ている。

引き攣る、眠れない？眠らない。

ふと目を離せばそこにいた。

テレビも映画も君と話さない。

あなたはとても寂しい、寂しい。

こんこん、こんこん、こんこん、と鳴った

こんこん、こんこん、こんこん、と後ろ。

こんこん、こんこん、こんこんと扉

こんこん、こんこん、こんこんとあなたを

こんこん、こんこん、こんこん、たずねる

こんこん、こんこん、こんこんと後ろ。

こんこん、こんこん、こんこんと扉

こんこん、こんこん、こんこん・・・

ラヂオがひとりで呟く

日記は、書きかけ。いなくなる。

髪がかかるほど近づいても

私たちはどこかよく似ていた。

だからここへおいでよ、おいでよ

どんどん、どんどん、どんどん、と鳴った

どんどん、どんどん、どんどん、と後ろ。

どんどん、どんどん、どんどん、と扉

どんどん、どんどん、どんどん、と夜が

どんどん、どんどん、どんどん、ふけてく。

どんどん、どんどん、どんどん、と夜が

どんどん、どんどん、どんどん、小さく

どんどん、どんどん、どんどん、消えた・・・