Lyric

・・・

綺麗なギター横目にして

聴き馴染みのないギターを取り

それでも高揚した気持ち

押さえ方もわからないままに

いつか届くと信じた未来

時が経てば経つほど遠く

掴み取るには離れすぎて

諦めるほど遠くもなく

重なる音が

一人ではなくして

いつの日かきっと

遠く声が響く

・・・

錆びた弦をピックで弾き

弾き慣れないコードを並べ

硬くなった指先眺め

どこか誇らしげな顔をしたり

しわだらけの世界地図広げ

思い出もない国を眺め

退屈そうに地球儀を回し

叶いもしない夢を語る

重なる音が

一人ではなくして

いつの日かきっと

遠く声が響く

高まるこの鼓動が

刻んだリズムに乗って

凝り固まった言葉が

口ずさむメロディーに乗って

過去に描いた景色と

曇りがかった景色を

わざとらしく光らせた

楽しげな夢を見る

高まる鼓動

柄にもなく感情を前に

重なる鼓動

嫌気がさすほど心地よくて

笑われながら

早めに切り上げたリハも

懐かしく感じるほどに

今は笑ってる

・・・