

琥珀色の夢に 迷ひ込んだ街は
雨音に踊れば 揺らぐガスライトの燈
硝子細工のやうな 無垢なその瞳は
憂いを帯びたまゝ 全て見透かされてたのか
触れるか触れないか
焦がれた唇
混ざり合ふ夜に 溶かしてしまへたなら
時は零れたら刹那 戻せない銀の針
終わることない輪舞曲を奏でながら
君の手のひらで踊る 傀儡のやうな僕
朧月夜が ゆら・ゆら・ゆら
隠して
モノクロの記憶を 辿る一縷の糸
指先を絡めて縺れ ほどけはしなかつた
永遠の物語も泡沫の夢
静寂が騒ぐ 二度と戻れないから
さよならの街が滲む 終幕を待つ合図
君が演じた微熱のまゝの舞台
茫漠の言葉よりも なぜ伝えなかつたのか
せめて花弁 はら・はら・はら
託して
時は零れたら刹那 戻せない銀の針
終わることない輪舞曲を奏でながら
君の手のひらで踊る 傀儡のやうな僕
朧月夜が ゆら・ゆら・ゆら
隠して
- 作詞者
中也
- 作曲者
中也
- プロデューサー
東亰浪漫
- ギター
禍郎, 中也
- ベースギター
奈落
- ドラム
輪丸
- ボーカル
哀

東亰浪漫 の“輪舞曲”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
輪舞曲
東亰浪漫
アーティスト情報
東亰浪漫
大正113年(令和6年)8月結成。 東亰浪漫は、大正時代――短くも美しく、そして儚かった時代――の空気をまとい、その世界観を現代に描き出すバンド。 西洋文化への憧れと、日本の伝統美が交差した、大正浪漫という独特の美意識。 その華やかさの陰にあった混乱や葛藤、自由を求めながらも定めに抗えなかった若者たちの息づかいを、音楽とビジュアルで紡いでゆく。 退廃と希望がせめぎ合う激動の時代の記憶を、耽美な表現と緻密な音像で浮かび上がらせる―― さあ、浪漫の深淵へ。
東亰浪漫の他のリリース
幻燈記録舎


