歌詞

碌でもないや

聞き飽きたわ

その説教囃子

どっかで聞いた言葉ばかり

タイムマシンがあったら聴いてあげる

あなたは私に興味が無いわ

私もあなたなんか知らないわ

案外気が合うじゃない

上手く行かないのが嘘みたい

愛想笑いする度に消えたくなるんだ

クリームまみれの私が皿に乗って運ばれて

落第生とホイップんなって虫歯まみれの

口に

運ばれて

咀嚼

される

みたいで一寸

ゾっとするわ

凛として

佇む黒髪美少女のあの子が

こっち向いて笑うと文字通り

花が咲くみたいで膝が恋しいわ

昨日塾の帰り深夜公園で

モノみたいに並んで春を待つあの子が

羨ましいだなんてちょっと変ね

私もあんな風に生きたいわ

「本当の私」なんてのは

誰も必要としてないこと

晩御飯をチンする床の冷たさで

全部分かったんだよう

愛想笑いする度に消えたくなるんだ

可食部掬って拭って捨てるような下品な行為

マウスピース、デスマスク付けた私の

可愛い所が

少し

匂う

みたいで

嫌な感じ

ね

水面をつんざく観賞魚が餌袋を

眺めながら飢えて行く様に

承認欲求の練り餌で競争する

私もまた

同じように

なるのかな

愛想笑いする度に消えたくなるんだ

可食部拭って捨てるような下品な行為

私の可愛い所がちょっと匂うみたいで

嫌な感じね

あゝ

「本当の私」なんて見せられないよ

だって

皆それを隠して成り立つのが教室でしょ？

信号の赤と青が照らした私だけが

無数の目が笑う

集団に

溶ける

だなんて一寸

ゾッとするわ