Scriptures Of Solitude 21.23のジャケット写真

歌詞

AKAOCHI

QRAUS

一連動作に慣れずいちいち戸惑う

溜め息混じりの胡座の独房

書き出すlyric 呟く脈絡

窶れた奴らと共に沈む寝ぐら

今日も虚しく折りたたむチリ紙が

SuggestさせるLIZLAを頭で企み

想像のMaze 広がる無限のspace

出口が見えず彷徨う夢の中24

今あれから一年時を待ち誤ち

Countdownは1日ずつカチカチ

思い出せどキリは無いあの俺はもう居ない

空想の中では今日も歩く街中

仲間の顔もその時点で止まってる

そんな俺でも時間の中で生きてる

孤独の流離い囁くこの行き先

紙にfillする未来を突き刺すペン先

長くは感じたペンのインクで滲んだ

Lyric刻むノートと向かい合ってた

時の見えぬ部屋に閉ざされていた

響んだ空気で寝れない夜の拘置所

次はいつ見えるだろう いつ歩けるだろう

不安に揺らされた移送バスの中で

カーテンが開けられ目の前に広がる

人で溢れる名古屋の街角

Mollyの血漿 Yay-oのガンコロ Smoke

勾のliquidよりもぶっ飛んだ青春

溶ける消耗品は歴史には残らん

今は罪人だ 小分けに夢をハスした賠人

求刑7年マガリ Sentence4年

罰金徴収諸々で二束三文

押さえられた証言に突きつけられた証拠

種類多数でKgを超えているシナモン

言い逃れをしようと奴ら聞く耳を持たず

判決即答妥当 情状酌量余地なし

控訴棄却の主文にもはや不服無し

軽くなる体 力抜ける赤落ち

日数数え先見えず 重い腰落とす

思い通りにならない人生投げたらend

戻った舎房隣にいた知人に

先に行ってきますと窓から鳩飛ばした

長くは感じたペンのインクで滲んだ

Lyric刻むノートと向かい合ってた

時の見えぬ部屋に閉ざされていた

響んだ空気で寝れない夜の拘置所

次はいつ見えるだろう いつ歩けるだろう

不安に揺らされた移送バスの中で

カーテンが開けられ目の前に広がる

人で溢れる名古屋の街角

文通にやり取りだけで出したCD

外で動いてくれたPlumにrespect

数限られたhomieから届く本や手紙

面会で心に愛を教えてくれたfamily

みんなの支えがあってやっと生きてる

後悔より前を向くという感情と生きてる

この先も長いであろう 無駄にしない勤め

心に誓って見直し出す己

だがただ想像することは今は簡単だ

数年後に響く重いpressure

行進でロボの様に進む1212

累犯の背中の傷に前ならえ

抜け道に見せ掛けまたつながるentrance

一度入ると道ができると語る Experience

こんなんになりたくねえと眺める鏡

見えた気がした別の10年後の我が身

長くは感じたペンのインクで滲んだ

Lyric刻むノートと向かい合ってた

時の見えぬ部屋に閉ざされていた

響んだ空気で寝れない夜の拘置所

次はいつ見えるだろう いつ歩けるだろう

不安に揺らされた移送バスの中で

カーテンが開けられ目の前に広がる

人で溢れる名古屋の街角

2022年11月11日

赤落した所で

ペンと紙で作り続ける

俺がQRAUS

  • 作詞者

    QRAUS

  • 作曲者

    QRAUS

  • プロデューサー

    QRAUS

  • ドラム

    QRAUS

  • キーボード

    QRAUS

  • シンセサイザー

    QRAUS

  • ラップ

    QRAUS

  • プログラミング

    QRAUS

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手錠の重みが消えた今も、残されたのは記憶とノート、そして音だった。
四年という終わりの見えなかった時間。
トラックメーカーは機材を失い、手元に残ったのは紙とペンのみ。
そこから始まったのは、脳の奥底に焼きついた回路をたどる旅。
哲学的な生と死、格差と貧困、そして'自分'という存在への問いが、獄中の孤独と共に言葉となった。
これは2021年から2023年にかけて書かれた詩であり、
Qrausというフィルターを通じて表現された、電子音と詩の融合である。
トラックもラップも、すべて自身の手によって制作された。
これは、語らなかった者が語り出す瞬間であり、
ラッパーとしてのQrausのファースト・アルバムでもある。
アブストラクトな質感と、重く沈むビート。
時折浮かぶシンセの残響。
音楽というよりも、これは一種の電子的回想録である。

そしてこのアルバムは、新たな世界への扉。
非現実的なQrausという存在を通して生まれた、クラッキングツール。
あなたの神経回路にこの音が侵入したとき、何が残るのか?
明日は変わるのか──それとも、今夜すら更新されないままか。
選択肢はない。起動せよ。アクセスはすでに始まっている。

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