Scriptures Of Solitude 21.23のジャケット写真

歌詞

Upbringing

QRAUS

生まれ持っての特性と向き合う善と悪

いつどこで狂った歯車わかってる自覚

人の目を盗む死角 特に気にする背後

切り替えの効かない一人歩きのHYDE

ガキの頃は金になれば全てをRack

家に戻ってもemptyなfridge 空腹の元

十の時に親父辞めた dealにGrowing

立つ苦境見つからない安定の収入の元

学校も行かずDadと缶で炙る脱法

Violenceなこいつ落ち着かす魔力の虜

だが抜け目は決まって標的この俺

できる痣消えるまで人前にも出れず

周りの奴らは気づいても知らぬ存ぜん

いつになってもこの社会の根は普遍

サツも無理 自分守れるの自分だけ

Resist Regretの裏知るのは自分だけ

Schoolでは学べないstreetで得る生きる糧

欲望の膨張に合わすLINEの無い果て

触る物全てGOLDになる感覚快楽

煙に消える瞬間ブチ落ちる不安

補わすまたSupplyとDemend

底なし沼で見つける川へのWay

沼で生きる物海では生存不能

そうとも知らず今日も探す飯の元

その中にもある幸せと喜び嗅ぎ分け

リーマンの安定と反社会性を掛ける天秤

なのに謎に二重が共存してるprison

正解を語る裏に垣間見える矛盾

どんな回転のコマも止まる速さの違い

才能には関連しない生まれ育ちの違い

HIPHOPは誰をも受け入れて切り離す

大事なのはブレん軸 持続性と信念

  • 作詞者

    QRAUS

  • 作曲者

    QRAUS, SPHERHELIX

  • プロデューサー

    QRAUS

  • ギター

    SPHERHELIX

  • ラップ

    QRAUS

  • オルガン

    SPHERHELIX

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手錠の重みが消えた今も、残されたのは記憶とノート、そして音だった。
四年という終わりの見えなかった時間。
トラックメーカーは機材を失い、手元に残ったのは紙とペンのみ。
そこから始まったのは、脳の奥底に焼きついた回路をたどる旅。
哲学的な生と死、格差と貧困、そして'自分'という存在への問いが、獄中の孤独と共に言葉となった。
これは2021年から2023年にかけて書かれた詩であり、
Qrausというフィルターを通じて表現された、電子音と詩の融合である。
トラックもラップも、すべて自身の手によって制作された。
これは、語らなかった者が語り出す瞬間であり、
ラッパーとしてのQrausのファースト・アルバムでもある。
アブストラクトな質感と、重く沈むビート。
時折浮かぶシンセの残響。
音楽というよりも、これは一種の電子的回想録である。

そしてこのアルバムは、新たな世界への扉。
非現実的なQrausという存在を通して生まれた、クラッキングツール。
あなたの神経回路にこの音が侵入したとき、何が残るのか?
明日は変わるのか──それとも、今夜すら更新されないままか。
選択肢はない。起動せよ。アクセスはすでに始まっている。

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