

生まれ持っての特性と向き合う善と悪
いつどこで狂った歯車わかってる自覚
人の目を盗む死角 特に気にする背後
切り替えの効かない一人歩きのHYDE
ガキの頃は金になれば全てをRack
家に戻ってもemptyなfridge 空腹の元
十の時に親父辞めた dealにGrowing
立つ苦境見つからない安定の収入の元
学校も行かずDadと缶で炙る脱法
Violenceなこいつ落ち着かす魔力の虜
だが抜け目は決まって標的この俺
できる痣消えるまで人前にも出れず
周りの奴らは気づいても知らぬ存ぜん
いつになってもこの社会の根は普遍
サツも無理 自分守れるの自分だけ
Resist Regretの裏知るのは自分だけ
Schoolでは学べないstreetで得る生きる糧
欲望の膨張に合わすLINEの無い果て
触る物全てGOLDになる感覚快楽
煙に消える瞬間ブチ落ちる不安
補わすまたSupplyとDemend
底なし沼で見つける川へのWay
沼で生きる物海では生存不能
そうとも知らず今日も探す飯の元
その中にもある幸せと喜び嗅ぎ分け
リーマンの安定と反社会性を掛ける天秤
なのに謎に二重が共存してるprison
正解を語る裏に垣間見える矛盾
どんな回転のコマも止まる速さの違い
才能には関連しない生まれ育ちの違い
HIPHOPは誰をも受け入れて切り離す
大事なのはブレん軸 持続性と信念
- 作詞者
QRAUS
- 作曲者
QRAUS, SPHERHELIX
- プロデューサー
QRAUS
- ギター
SPHERHELIX
- ラップ
QRAUS
- オルガン
SPHERHELIX

QRAUS の“Upbringing”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
INTRO (feat. SPHERHELIX)
QRAUS
- 2
TIMES TO SHINE
QRAUS
- 3
Invisible sight
QRAUS
- 4
Lumivance
QRAUS
- 5
AKAOCHI
QRAUS
- 6
Altered state of consciousness
QRAUS
- 7
Lonly Huss
QRAUS
- ⚫︎
Upbringing
QRAUS
- 9
Colored Glasses - Prejudiced View
QRAUS
- 10
Hard Vs Soft
QRAUS
- 11
Silent Void
QRAUS
- 12
Huslinpic
QRAUS
- 13
2Face
QRAUS
- 14
Cut From Reality
QRAUS
手錠の重みが消えた今も、残されたのは記憶とノート、そして音だった。
四年という終わりの見えなかった時間。
トラックメーカーは機材を失い、手元に残ったのは紙とペンのみ。
そこから始まったのは、脳の奥底に焼きついた回路をたどる旅。
哲学的な生と死、格差と貧困、そして'自分'という存在への問いが、獄中の孤独と共に言葉となった。
これは2021年から2023年にかけて書かれた詩であり、
Qrausというフィルターを通じて表現された、電子音と詩の融合である。
トラックもラップも、すべて自身の手によって制作された。
これは、語らなかった者が語り出す瞬間であり、
ラッパーとしてのQrausのファースト・アルバムでもある。
アブストラクトな質感と、重く沈むビート。
時折浮かぶシンセの残響。
音楽というよりも、これは一種の電子的回想録である。
そしてこのアルバムは、新たな世界への扉。
非現実的なQrausという存在を通して生まれた、クラッキングツール。
あなたの神経回路にこの音が侵入したとき、何が残るのか?
明日は変わるのか──それとも、今夜すら更新されないままか。
選択肢はない。起動せよ。アクセスはすでに始まっている。