

海岸線のベンチで
小さな瓶にそっと入れたのは
君への本心を綴った
くしゃくしゃの手紙
悠遠の水平線
僕は、決して君にはなれないなぁ
だから、手紙と瓶をそっと波へ託す
君へ宛てた気持ち
この海を越えろ
遠くて、遠くて
でも、愛おしい
距離を越えて
君と生きていけたら
海を越えた先に
また新しい海が待っていても
大丈夫
俺は、もう
優しいだけの男じゃないよ
君に触れたい
本当の声が聴きたい
失意も、苦悩も
覚悟している
海の向こうの君に出逢う為なら
君へ宛てた恋文
この海を越えろ
会いたい
会いたい
深い場所で
途方も無い距離を越えて
言葉をも越えて
そして、やっと出逢えたら
絶対幸せになろう
心と心を隔てていた
二人の海は
鮮やかな夕陽で
染まっていくはずだよ
その日が来た時は
一緒に暮らそう
海辺で
- 作詞者
中山将
- 作曲者
中山将

中山将 の“海の恋文”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
隕石が落ちた夜に
中山将
- 2
夕陽
中山将
- 3
メアリー
中山将
- 4
決意
中山将
- 5
僕のおじいちゃんは公園に住んでいる
中山将
- ⚫︎
海の恋文
中山将
- 7
そしてあなたに会いにいく
中山将
- 8
「暮らす」ということ
中山将
- 9
生きる風景
中山将
2013年にリリースされた通算2枚目のアルバム。広沢タダシをプロデューサーに迎え、詩人中山将のポエジーを重厚な音に昇華させた。
"隕石が落ちた夜に”は全編ポエトリーリーディングの曲。”夕陽””海の恋文”などの美しき原風景を音楽へスケッチした名バラード。”僕のおじいちゃんは公園に住んでいる”のアヴァンギャルドな詩世界。
敬愛するシンガーソングライター、ニック・ドレイク愛用のGUILD M-20というアコースティクギターで弾き語る''決意''。
’’そしてあなたに会いにいく’’は広沢タダシとのアコースティックセッション。
表題曲の’’生きる風景’’は部屋でのギター弾き語りによる一発録音。
柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、広沢タダシと共に作る普遍的なバンドアンサンブル、通底する文学性とポエジー。
シンガーソングライター中山将の様々な要素を堪能できる作品だ。
アーティスト情報
中山将
1988年岐阜県岐阜市生まれ、ピアノの講師をしていた母と、フォークソング好きの父を親に持ち、音楽と共に育つ。高校からアコースティックギターでの弾き語りと作詞作曲を本格的に始める。 大学では日本文学を学び「詩」へ精通していく。 現在は妻、息子二人と暮らしながら。じっくりと演奏活動を実施している。 1stアルバム「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」 、2nd「生きる風景」(広沢タダシプロデュース)、3rd「TINYRECORD」と3枚のアルバムをリリース。 柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、繊細なポエトリーリーディング。「詩」へのこだわりを持った音楽表現。 唯一無二のジャパニーズシンガーソングライター。
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