生きる風景のジャケット写真

歌詞

生きる風景

中山将

終電で疲れ眠る課長

我が子を塾の前で待つ母親

綺麗になると決めた事務員

窓の外ばかり見ている学生

異国の子供達を救う外科医

故郷の町を守る役人

激しい痛みにもめげぬ少女

歌を歌う青年

僕らにはわからないんだ

あなたは笑っているのか

それとも泣いているのか

その夢達を追いかけるのも

静かに諦めるのも

きっと間違いじゃない

世界に溢れる生きる風景

その全てが優しい

悲しい

そして美しい

高架下ハウスレスの瞳

命の尊さを問う教師

お金を愛している女性

たった一人の弟

僕らにはわからないんだ

でも、諦めたく無いんだ

あなたを知ろうとすること

その日常を受け入れるのも

必死に逃げることも

きっと間違いじゃない

世界に溢れる生きる風景

その全てが凛々しい

醜い

そして愛おしい

その夢達を追いかけるのも

静かに諦めるのも

きっと間違いじゃない

世界に溢れる

生きる風景

その全てが

きっと美しい

いつもそこに在る

生きる風景

  • 作詞者

    中山将

  • 作曲者

    中山将

生きる風景のジャケット写真

中山将 の“生きる風景”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

2013年にリリースされた通算2枚目のアルバム。広沢タダシをプロデューサーに迎え、詩人中山将のポエジーを重厚な音に昇華させた。
"隕石が落ちた夜に”は全編ポエトリーリーディングの曲。”夕陽””海の恋文”などの美しき原風景を音楽へスケッチした名バラード。”僕のおじいちゃんは公園に住んでいる”のアヴァンギャルドな詩世界。
敬愛するシンガーソングライター、ニック・ドレイク愛用のGUILD M-20というアコースティクギターで弾き語る''決意''。
’’そしてあなたに会いにいく’’は広沢タダシとのアコースティックセッション。
表題曲の’’生きる風景’’は部屋でのギター弾き語りによる一発録音。
柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、広沢タダシと共に作る普遍的なバンドアンサンブル、通底する文学性とポエジー。
シンガーソングライター中山将の様々な要素を堪能できる作品だ。

アーティスト情報

  • 中山将

    1988年岐阜県岐阜市生まれ、ピアノの講師をしていた母と、フォークソング好きの父を親に持ち、音楽と共に育つ。高校からアコースティックギターでの弾き語りと作詞作曲を本格的に始める。 大学では日本文学を学び「詩」へ精通していく。 現在は妻、息子二人と暮らしながら。じっくりと演奏活動を実施している。 1stアルバム「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」 、2nd「生きる風景」(広沢タダシプロデュース)、3rd「TINYRECORD」と3枚のアルバムをリリース。 柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、繊細なポエトリーリーディング。「詩」へのこだわりを持った音楽表現。 唯一無二のジャパニーズシンガーソングライター。

    アーティストページへ


    中山将の他のリリース
"