歌詞

曖昧な言葉ばかりの小説が

退屈な日々に同化していたんだ

今思えば割とあっけないお別れだ

わかんないなちゃんと愛したと思うけどな

不完全な人の心の暗がりが

泣いていた誰かをふと見たくなった

最低な僕の言葉は乱反射

聴こえないんだ だから醜く踊ってんだ

重ねて重ね奪いあってプラトニックな

愛を語ってる矛盾を

いくばくもなく使い切って散らかるのは

ああ、どうしようもない愛の歌だけ

くだらないね分かんないね

真実の愛なんて

本能のままに踊っている

孤独を重ねて

言葉だって四角くって

丸い矛盾を成している

それなら答えのない祈りは

もう終わらせて

曖昧な僕の 輪郭をかたどって

歌にしたって何一つ叶えられなくて

聡明な誰かにいっそ貸してたって

主人公は僕以外に違いないな

退廃的でいかれきったこの世界を

モノクロームの愛で満たせば

大概後で致命的な枷になって

もうどうしようもないねって僕を嘲笑って

“離れないで覚えていて”を

繰り返し言い換えて

本当も嘘も含んでいる

ふざけた愛の歌を

またねだって笑ったまま

言えば呪いになっていく

終わらない歪んだ矛盾を

今も抱えている

わかんないの生き詰まってく感情線

何百通りのマイノリティを試してもさ

1人として触れないのなら

謎で隠してありもしない心ごと

「くだらないね分かんないね」と

また孤独になっていく

あの日のまま何者でもないと

自分を裁いて

この心臓は壊れたまま

無意味に日々を刻んでいる

それなら答えのない祈りは

もう終せて

そう、君も歪んだ

世界で生きている

本当と嘘が混ざっている灰色の中で

虚構も運命も真実も

ありはしないとわかっているんだろう

それなら答えのない祈りは

もう終わらせて