

鏡の向こう そっと
私の名前を呼ぶ声がした
弱い光の中で
触れられない影が揺れる
同じ顔のはずなのに
心拍だけがズレていく
閉じ込めてた痛みは
誰より私に似ていて
逃げ続けていたのは
本当は私だった
触れた指先の震えが
未来をノックするみたいで
怖いけど
それでも離せなかった
Mirror Pulse——
重なり始めた鼓動が
夜をひらく鍵になる
ひとりだった昨日さえ
今なら抱きしめられる
映し合う光が
胸の奥を暖めていく
歪んだ心のカケラが
君となら色を取り戻す
言葉にならない想いは
ノイズみたいに滲んでく
壊れそうで触れられず
でも離れられなかった
鏡越しに泣いていた
あの日の私が囁く
「救ってほしかったのは
ずっと自分自身だった」と
君の瞳に映る私は
逃げていた影じゃなく
ちゃんと“生きている”と
気づかせてくれた
Mirror Pulse——
ずれた鼓動でもいい
ゆっくり重ねていけばいい
途切れた声を繋ぐたび
未来が少しずつ動き出す
君と向かい合うだけで
孤独が形を変えていく
名前もない痛みたちが
やっと息をしている
壊れたリズムでも
意味に変えられる
ふたりの pulse が
世界をつないでいく
Mirror Pulse——
触れ合った鼓動が
静かに夜を溶かしてく
傷だらけの私たちでも
光に向かって歩ける
鏡を越えた先で
やっと君に追いつけた
もう離さない
この鼓動は――
ふたりで生きる証
- 作詞者
NAGISA
- 作曲者
NAGISA
- プロデューサー
NAGISA
- ボーカル
NAGISA

NAGISA の“Mirror Pulse (オリジナルver)”を
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Mirror Pulse (オリジナルver)
NAGISA
NAGISAの内面に眠る “もう一人の自分” と向き合う物語。
心拍のように脈打つビートが、揺れる感情と静かな決意を映し出す。
曇った鏡越しに響くのは、迷いでも恐れでもない——
新しい“私”が動き出す瞬間の鼓動。



