Lyric

まっ白な　腹に　黒い丸

パンダが　歩く　森の中

競争も　戦争も　知らない

指さすことも　ない世界

宝物は　誰かの笑顔

それだけで　十分だった

ルールより　信じる気持ちが

動かしていた　毎日

守るために　戦うって

本当に　必要なの？

疑いから　始まるような

ルールの上で　生きてるの？

もしも心に　寄りそうことが

「弱さ」じゃなくて「強さ」なら

私たちは　何から

逃げずにいれば　いいんだろう

ふわふわコロコロ　パンダの世界

何にもないけど　満ち足りていた

何もしないって　幸せなの？

それとも　僕らが　忘れてるの？

転んでも　責められないリズム

間違えても　誰も笑わない

そんなふうに　生きられるのなら

君は　選ぶ？　選ばない？

決め事を　作らずに済むなら

合言葉も　いらないかもね

違いを　違いのまま　受け入れて

何も　比べず　笑い合う

黒と白　混ざらぬ色で

喧嘩にならず　釣り合ってる

そういうふうに　なれたら

何か　変わるのかな

やられる前に　やらなきゃって

誰が　教えた　ルールなんだろう

いつから　当たり前になって

心を　固く　閉ざしたの？

それでも　たぶん　私たち

生まれたときは　白だった

そのぬくもり　覚えてたら

間違わずに　済むかな

ふわふわコロコロ　パンダの世界

世界中が　笑ってるようで

答えのない　静けさの中

本当のことが　聞こえてくる

何が　正しくて　何が間違い？

ルールのない　ぬくもりの中で

ただ　そっと　寄りそうことだけ

それが　平和って　言えるのかな？

（声を上げずに　伝わること）

（強くなろうと　しなくても）

（ただ　そばにいるだけで）

（生まれるものが　あるんだね）

ふわふわコロコロ　パンダの世界

笑顔を　手放さないでいれば

きっと　何かが　変わっていくよ

誰かじゃなくて　僕らからでも

違いを越えて　寄り添えたなら

「守る」も「戦う」も　いらなくて

そんな夢を　笑わずにいられたら

それが　最初の　一歩かもね

今日も　パンダは　微睡みながら

何ひとつ　責めることなく

ただ　そっと　草に寄り添って

静かな　平和を　生きている