

放課後のカフェの窓 風がカランとベル鳴らす
君が笑って「期間限定なんだよ」って言った
テーブルの上で揺れてる 二つのバナナシェイク
陽だまりがふたりの距離を ゆっくり溶かしていく
小さなグラスの中に 映った空の青
ストロー越しに見えた君の瞳が
なぜだろう やけに眩しくて
バナナシェイクと秋の空
甘くて切ない午後の魔法
君といる時間だけは 季節さえ止まるようで
サヨナラが来ることも 信じられなかった
あの日の空に 今も浮かんでる
黄色いストローのメロディー
駅までの帰り道 赤く染まる並木道
「またね」って手を振る君の笑顔が
胸の奥にそっとしみた
言葉にできなかった想いが
風にまぎれて遠ざかる
でもたしかにあのとき
優しさを交わした
バナナシェイクと秋の空
淡くて永遠みたいな午後
君の笑顔を思い出すたび
少しだけ温かくなる
時間が過ぎても消えない味が
心の奥に残ってるんだ
君という名のシェイクのように
大人になっても ふと香る
ミルクと風のやさしい匂い
あの日のテーブル あの光の角度
全部いまも ここにある
バナナシェイクと秋の空
夢みたいにやわらかな記憶
どんな未来も怖くないよ
君が教えてくれたから
見上げた空に雲が流れて
ひとつ深呼吸したら
ほら また笑えるよ
あの日の味とともに
グラスの底に残る ほんの少しの甘さ
それが君のやさしさみたいで
私はそっと 微笑んだ
- 作詞者
SMIRE
- 作曲者
SMIRE
- プロデューサー
SMIRE
- ボーカル
SMIRE

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- ⚫︎
バナナシェイクと秋の空
SMIRE
「バナナシェイクと秋の空」――そのタイトルを聞いた瞬間、誰もが少し首をかしげるかもしれません。
でも、その響きの中には、私たちが生きる日常の“やさしい奇跡”が詰まっています。
この歌は、SMIREが見つめてきた“ありふれた時間の中に潜む幸福”を、やわらかな光で包み込んだ物語です。
舞台は、秋の午後。
風が少し冷たくなり始めた季節に、放課後のカフェで笑い合う二人。
テーブルの上には、期間限定のバナナシェイク。
グラスの中でとけあう甘さと光、その小さな世界の中に、永遠のような一瞬が息づいています。
「バナナシェイクと秋の空」は、そんな“青春の儚さと温もり”を描いた、心に残るラブソングです。
恋の始まりのような甘さと、別れの予感のような切なさ。
そのどちらもが混ざり合って、まるでミルクと風が香る午後のように、聴く人の心に静かに広がっていきます。
この曲を作るとき、SMIREは“幸せは特別な場所にあるわけじゃない”という想いを込めました。
それは、誰かと笑い合ったカフェの時間かもしれないし、手を振って別れた夕暮れの風景かもしれません。
人生のどこかに置き忘れてきたような一瞬の輝きが、ふと心の中でやさしく揺れる――
この歌は、そんな“心の引き出し”をそっと開けるような音楽です。
サウンドはアコースティックギターとピアノを中心に、秋風のようなストリングスが包み込むように響きます。
SMIREのボーカルは、囁くように始まり、サビでは柔らかく空へ広がっていく。
その声には、懐かしさと希望が同居しています。
聴いていると、まるで時間がゆっくりとほどけていくような感覚に包まれるでしょう。
歌詞の中で「バナナシェイク」は“青春の甘くて短い時間”の象徴です。
泡のように消えてしまうけれど、確かにそこにあった温度。
そして「秋の空」は、“変わりゆく季節とともに進む心の成長”を映しています。
このふたつのイメージが溶け合うことで、“変わっていくことの中に残るやさしさ”というテーマが生まれました。
SMIREは言います。
「人は誰かを想うたびに、ほんの少し優しくなれる気がします。
そしてその優しさは、季節を越えて、また誰かの心に届いていくんです。」
この言葉こそが、「バナナシェイクと秋の空」の根底に流れるメッセージです。
この曲の中で描かれるのは、恋の終わりでも、単なる思い出でもありません。
それは“過ぎてしまった時間を通して、自分の中に残った温もりを見つめる旅”です。
“またね”と手を振ったあの日の君。
あの瞬間に感じた光や風、そして言葉にできなかった想いが、年月を越えて静かに蘇ってくる。
それを思い出したとき、人は少しだけ前を向ける気がします。
「グラスの底に残る ほんの少しの甘さ
それが君のやさしさみたいで
私はそっと 微笑んだ」
このラストの一節には、SMIREらしい“余白の美しさ”があります。
すべてを語らず、すべてを残していく。
人の記憶は、完全ではなく、曖昧だからこそ美しい。
その曖昧さを受け入れたとき、初めて私たちは“優しさ”の意味を知るのかもしれません。
「バナナシェイクと秋の空」は、誰の心にもある“かつての午後”を思い出させてくれます。
あのとき言えなかった言葉、こぼれた笑い声、夕焼けに染まる道――
すべてが一枚のフィルムのように、音とともに蘇るのです。
聴き終えたあと、胸の奥に残るのは切なさではなく、温かさです。
それはきっと、“変わってしまうことを受け入れながらも、人を想う心は消えない”という確かな実感。
SMIREの透明な声が、それを静かに教えてくれます。
この歌を聴くたびに、自分の中の“あの日”と対話したくなる。
そんな風に、音楽が時間を越えて心を包み込む。
「バナナシェイクと秋の空」は、まさにその瞬間を閉じ込めた宝石のような一曲です。
どうか、あなたの大切な午後に、この歌を流してみてください。
少し冷たい風の中で、甘い香りがふとよみがえるように、
SMIREの声が、あなたの心のどこかに眠る記憶をやさしく揺らしてくれるはずです。
秋の空に浮かぶ雲を見上げながら、
「また笑えるよ」と自分に言える――
そんな小さな希望を、この歌がそっと届けます。
アーティスト情報
SMIRE
こんにちは、すみれです!私は「世界中に笑顔とハッピーをお届けしたい」――その一心で、日々活動しています。音楽には、人の心を温めたり、励ましたり、時にはそっと寄り添ったりする不思議な力があると思っています。だからこそ、私の音楽を通して、みんなの心が少しでも明るくなったり、元気になれたりするように、心を込めて一曲一曲を届けています。 毎朝、TikTokにて新しい楽曲をリリースしています。日々の暮らしの中で、ちょっとした癒しになったり、背中を押す存在になったりするような曲をお届けしたいと思っています。特に好評だった楽曲はフルバージョンとして厳選し、より深く楽しんでもらえるようにしています。音楽を通して、みんなと心がつながる瞬間が、私にとって何よりの幸せです。 私の歌を聴いて、ちょっとでも「今日も頑張ろう」って思ってもらえたり、「なんだかほっとするな」と感じてもらえたりしたら、それが私の一番の願いです。どんな日も、音楽がそっと寄り添い、あなたの心を温かく包み込めるように。 これからも、たくさんの笑顔とハッピーを届けられるように頑張ります!ぜひ、私の音楽を聴いて、一緒に楽しい時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。いつも応援してくれるみんなに感謝を込めて。ありがとう!
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