Lyric

形式的に歳を取っていき

自ずと知見は広がり

全ては簡単になっていくと思っていたんだ

見たくないものが増えていって

周りの目に心奪われて

ポケットに入ってるものを

隠すようになった

心はすぐに追いつかないから

雁字搦めが得意になって

閉ざすこと覚えた臆病な果実

時々香る死の匂い

いつの間にか聞こえないSOSの話

嫌でも生き続けてるその信号を

逃したくないんだ その声を

絶やしたくないんだ この繋がりを

聞こえない声で叫んでいる

逃したくないんだ その声を

無意識的に糸が伸びていき

自ずと繋がりあってく

紡げば紡ぎ合うほど

寂しくなるんだ

ほつれないように絡まないように

いつどんな信号が来ても

分かるように届くように

優しく紐解いて

心はすぐに絡まっちゃうから

見せかけだけが得意になって

見栄えだけ気にした空っぽの果実

ナイフ通すともぬけのから

いつの間にか荒くれたSNSの嵐

溢れ狂う中叫ぶその信号を

知りきれないんだ 互いの傷跡

本音のようでいつも上っ面で

それでも人生は美しんだ

感情の温度が

保てないくらいはみ出していこうぜ

そうやってなんとか生き耐えて

そしたらいつの日かあなたのことを

愛してくれる人が現れるから

だからなんとか生き耐えて

歌うしかないんだ 最大の想像で

絶やしたくないんだ この繋がりを

聞こえない声で叫んでいる

逃したくないんだ その声を