Lyric

きみを通り過ぎた風

たとえばきみのこころに大きな　大きな穴があいてたとして

向こうの景色がみえたとしたら　青く澄んだ空

たとえばきみのこころがぽっかり　ぽっかり穴があいてたとして

そこにむかって歌を歌えば世界に届く

ひとを信じて傷ついて出来た穴　心に穴があったとしてもそれがきみなら

埋めることはできないし　代わりにもなれないけど　きみを通り抜けた風が町をぬけて

あのこの帽子をとばして　　そのこが帽子を拾って

赤い糸を結びつけたの僕は知ってる

たとえばきみのこころが痛くて　痛くて穴が広がったとして

野原に映ったきみの影は　そこだけひなたっ

たとえばきみのこころがとうとう　穴だらけになったとして

キラキラ星が見えたなら　プラネタリウム

強がるきみは本当は信じたい　こころに穴があいたとしてそれがきみなら

埋めることはできないし　隠すのも違うけれど　きみを通り抜けた風が花を揺らし

種は空を飛んで行って　新しい場所を見つけ

そこに根を張り咲いたって僕は知ってる

大丈夫

僕はここにいる

きみを通りすぎた風は　優しい

埋めることはできないし　代わりにもなれないけど　きみを通り抜けた風が頬に触れて

やさしいきもちになって　みんなにやさしくなれて

心に花が咲いたこと　僕は知ってる