Lyric
hinatadori
FUYU-SINGO, koyoi
駆け巡っていた航路
さえずる雛に
惑い君は降り立つ
横切る群れの背中に
両手を伸ばして
憧れては目を伏せた
雨に流されるまま
裸足で籠を飛び出して
眠る街を脱ぎ捨て君の隣へ
砂に描いたコンパスを
握り締め 一人彷徨う夜に
闇雲の隙間で旗が揚がる
窓を渡って 辿り着いた足場で
纏うこの殻に 君がひびを差す
取り零していた今日を
拾い集めて
褪せた地図を象る
漂う君の波折りに
息を潜めては
海の底で目を閉じる
真空の向こうで 星が灯る
気まぐれぶって 触れる指を結んで
瑠璃色の羽で君と飛べたなら
次の果てには
君はいないだろう
片道で鳴り響く蝉時雨
君と瞳が重なり 影が落ちる
傘をたたんで 波の熱にのまれて
浮かぶあの泡に 溶けて混ざるまで
夜の糸ほどいて 雨が上がる
束の間満ちた ただ今だけは
沈むあの帆へ焦がれる君に見惚れて
- Lyricist
Io Atori
- Composer
Matchy, esora uma
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Artist Profile
FUYU-SINGO
浮遊信号(FUYUーSINGO)≡ あとり依和・esora umaによる、バーチャル発 男女ツインボーカル音楽ユニット
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