歌詞

最初からここにある物を

数えてみたら気づいた

片手で収まるばかりか

惰性的な産物で

不幸が心をノックして

次第に増えた傷が今日も膿んだ

治るでもなく、思い出す度に

痛み続けてる

優しさだけで救いを得るのなら

苦しみなんて最初から無い

言葉でもって傷が癒えるなら

誰か恵んでくれ

苦しみや影に光は映えるから

生きるとはこう、上手くいかない

影を落としてしまえれば楽かと

思い

日々を描いている

僕は

アルマを燃やしている

綺麗な両手で包んでその灰を

青鈍色の海に放ってくれないか

描き連ねてた毎日を

振り返る事を戸惑っている

ありふれた日々を生きれない

芸術とは毒薬だ

不幸で滲んだペン先で

他人を蔑む事ばかり覚えた

あの横顔を思い出す度に

痛み続けてる

上澄みだけの綺麗さを語った

他人の声など聞きたくはない

見え透いた顔に夜の帳を

誰か下ろしてくれ

恨み妬みが上澄みの僕には

神様の声すら聞こえない

意味なんて無いと心が叫んだ

果てに

夢を壊している

僕は

カルマを煮やしている

悲鳴は産声のように美しく

茜空に滲んで響いていく

僕は

君を描いている

僕は

あの日に縋っている

綺麗な両手で包んでくれたから

描いている

さよならを待っている

僕は

アルマを燃やしている

ひしゃげた両手で包んだこの灰が

冷たくなって風に吹いたら

青鈍色の海よ

僕を連れてってくれ