

蒸し暑い雨の日に
書き留めた歪な歌詞を
読み返そうか
一人の夜はこれくらいがいい
花に例えてみるのも
今や億劫に感じてしまう
だけど確かにいたんだ
あの街で生きていた
僕らに足りないのはいつだって
少しのお金と、有り余る愛、
そして夕焼け、後はなんだっけ、
たまには君から求めてくれないか
明日の話ばかりでは
埋まらない魔法と現実が
きっと君を不安に
させていたんだね
戻れない虚しさをまた色付けていくのは
思い出したくなかった言葉ばかりで
ただ、どうしようもなく
君の寝息の全てが好きだったな
もう捧げるものはないからさ
何も僕にはないからさ
この雨に、声に、メロディに、
君を想っている
ただ君を想っている
離れ際に、袖に落ちた
言葉を書き留めてみても
君おろか、僕にも届かないとして
嘘ひとつ付けずに飛び出してきた
街にはまだ帰れない
「季節」には満ちてない
今日にも名前つけさせて
そしたらきっと夏が来る前に
僕を知れる気がする
もう捧げるものはないからさ
何も僕にはないはずさ
この雨に声にメロディに君を想っている
あの日々を想っている
拝啓、いつかの君へ
伝えかけた話はなんだっけ
思い出せないだけ、本当にただそれだけ
快晴、夏風はエーテル
声にしないなら消えてしまうのなら
僕らを待つための音楽を
今ここに残して置くよ
- Lyricist
Arles
- Composer
Lilly end roll
- Producer
Lilly end roll
- Guitar
Arles
- Bass Guitar
Sunkayou
- Drums
Ryuto
- Vocals
yori
- Background Vocals
Arles, Sunkayou, Ryuto

Listen to Rain sonnet by Lilly end roll
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Artist Profile
Lilly end roll
Relaunching in June 2025, a Tokyo-based creative team. We contemplate reality - often stranger than fiction - and sing of the beauty and sorrow, the beginnings and endings, that coexist within it.