everblue Front Cover

Lyric

everblue

Raica

闇雲に手を伸ばすように

青い、その温度を、燃やしていた

喧騒の残響、花火の残像、夏の匂いを抱いた

祭りのあとのような

何かが終わってしまっても、

まだここにいたいと思う

そんな風にして、袖を掴んだのは

憧れに似たブルー

もうさして憶えちゃいない、だなんて

思ってしまうような、

感情の乱反射で

正しく視えなくなった

海馬の記憶の海鳴りが

それでもまだ、鳴り止まないから

歌った、

歌ったんだ。

それはずっと、

離れられない、

忘れやしない。

あなたのうた!

思い出した瞬間に胸を抉るような

悲しみもぼくらまた食べて肥えていく

想像した未来には似つかない今日で

ただ笑って生きるのも難しいや

泣いている心が飲み込んだ嗚咽を

溶かして、濾過して、言葉にして、歌え

泣いている心が飲み込んだ嗚咽の

その向こうに日が差すことをただ

希う

正しくない呼吸と、あまりある過ちを

綯い交ぜにした、胸の中に光ったのは

希望なんて歌わない、

間違いでいるぼくらを歌う

あなたの言葉が遠い月明かりだった、から

代替の無い無二の衝動で

その声は貫いた、僕の全部を

あなたが知らない、もう居ない世界の上で、僕は

まだその輪郭を、確かめている

あの歌を

綴る言葉を

惟るまま僕は辿っていく、日々の中で

いつまでも未だ青く、

醒めないでいるから

夢を見るように

忘れたくない一瞬や胸を占めるような

喜びほど

すぐに色褪せて消えていく

理想と違う実像に

欠けていく希望で

まだ足掻いて、

いられるほど強くはないから

ばら撒かれた こころのはこ

切れ端 ジグソーパズルのよう

欠けた月を なぞるように

その歌をただ、標にして

時々フラついて

ありのまま転んで

くたびれても

ねじれた五線譜に

平熱じゃいらんない衝動を

打ち上がった瞬間が胸に迫るような

青い日々を、ぼくらは駆動し生きていく

創造した昂揚で、散る火花のように

ただ光って、

あの月へ届くまで!

泣いている頬に迸ったノイズを

満たして、歪めて、

掻き鳴らして、歌え

泣いている心が飲み込んだ嗚咽の

その向こうに日が差すことをただ

希う

  • Lyricist

    yureryl

  • Composer

    yureryl

  • Mixing Engineer

    kamyu

  • Mastering Engineer

    kamyu

  • Graphic Design

    Yukichi

  • Guitar

    kamyu

  • Vocals

    Amamizu Aoi, Naga Ikiru

  • Programming

    yureryl

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