

闇雲に手を伸ばすように
青い、その温度を、燃やしていた
喧騒の残響、花火の残像、夏の匂いを抱いた
祭りのあとのような
何かが終わってしまっても、
まだここにいたいと思う
そんな風にして、袖を掴んだのは
憧れに似たブルー
もうさして憶えちゃいない、だなんて
思ってしまうような、
感情の乱反射で
正しく視えなくなった
海馬の記憶の海鳴りが
それでもまだ、鳴り止まないから
歌った、
歌ったんだ。
それはずっと、
離れられない、
忘れやしない。
あなたのうた!
思い出した瞬間に胸を抉るような
悲しみもぼくらまた食べて肥えていく
想像した未来には似つかない今日で
ただ笑って生きるのも難しいや
泣いている心が飲み込んだ嗚咽を
溶かして、濾過して、言葉にして、歌え
泣いている心が飲み込んだ嗚咽の
その向こうに日が差すことをただ
希う
♪
正しくない呼吸と、あまりある過ちを
綯い交ぜにした、胸の中に光ったのは
希望なんて歌わない、
間違いでいるぼくらを歌う
あなたの言葉が遠い月明かりだった、から
代替の無い無二の衝動で
その声は貫いた、僕の全部を
あなたが知らない、もう居ない世界の上で、僕は
まだその輪郭を、確かめている
あの歌を
綴る言葉を
惟るまま僕は辿っていく、日々の中で
いつまでも未だ青く、
醒めないでいるから
夢を見るように
忘れたくない一瞬や胸を占めるような
喜びほど
すぐに色褪せて消えていく
理想と違う実像に
欠けていく希望で
まだ足掻いて、
いられるほど強くはないから
♪
ばら撒かれた こころのはこ
切れ端 ジグソーパズルのよう
欠けた月を なぞるように
その歌をただ、標にして
時々フラついて
ありのまま転んで
くたびれても
ねじれた五線譜に
平熱じゃいらんない衝動を
打ち上がった瞬間が胸に迫るような
青い日々を、ぼくらは駆動し生きていく
創造した昂揚で、散る火花のように
ただ光って、
あの月へ届くまで!
泣いている頬に迸ったノイズを
満たして、歪めて、
掻き鳴らして、歌え
泣いている心が飲み込んだ嗚咽の
その向こうに日が差すことをただ
希う
- Lyricist
yureryl
- Composer
yureryl
- Mixing Engineer
kamyu
- Mastering Engineer
kamyu
- Graphic Design
Yukichi
- Guitar
kamyu
- Vocals
Amamizu Aoi, Naga Ikiru
- Programming
yureryl

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everblue
Raica