眠り種/Blan_のジャケット写真

歌詞

眠り種

shiosai

わたしはわたしってトートロジー

誰かの声にそんなまやかし

理想 現実も拒食のわたしを

水気の多い言葉が撫ぜる

朝 目を覚ますとき

本を読み終えたとき

言葉にしたら疵が咲いていた

其れすら美しいと思えたなら

夜露に濡れて壊れる前に

もうおやすみ 安らかに

褪めることない今日に沈めて

眠っていて

向かい合っては夢を見ていたの

緩やかな終わりは頭の中

何も知りたくないの 少年少女

曖昧な温度に爛れていたい

青いだけの空を眺めて

風はまた匂いを変えて

言葉じゃ掬えないものだらけで

透明 つまり空虚の憧憬

夜露に濡れて壊れてしまえば

もうおやすみ できるかな

褪めることない今日に沈めて

眠りたい

無謬の虚しさが張り付いた

幸福に触れて 微睡んで

理想 現実 手放してみてほら

痛みのない言葉が撫ぜる

  • 作詞者

    Tsukasa

  • 作曲者

    Tsukasa

  • プロデューサー

    Tsukasa

  • ギター

    Tsukasa

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アーティスト情報

  • shiosai

    大阪を拠点に2022年より活動を開始したバンド、shiosai(シオサイ)。 誰もいない部屋でふと浮かぶ思考や、言葉にならない感情の断片を、 静かな現実の手触りのまま描き出す。 感情を直接語るのではなく、風景や時間の流れの中に滲ませることで、 聴く人それぞれの記憶を呼び起こすような表現を紡いでいる。 ギターロックを基調に、ピアノが寄り添うサウンドは、 冷たさと温度のあいだを行き来しながら、どこか取り残されたような情景を映し出す。 2024年に1st single「夜咄 / 憑明かり」、2nd single「夏の骸に」をリリース。 2025年3月の「眠り種 / Blan-」では、孤独や喪失が静かに積もるような言葉の世界を描き出した。

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