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本作は、過剰に整形された現代ポップスの無菌室加工や安易なアニメ主題歌の定型を両断し、2:00AMのネット深淵で発掘された架空のオーパーツ的重力の中で実存を「存在しない過去への郷愁」へ幽閉する「自己の無効化とネット集合無意識の不条理な肯定」をテーマにした、極上のシネマティック・ハイパー電波アートポップです。高速な電子打楽器と8bit調レトロゲームシンセの律動に、ピッチの壊れたキュートかつシリアスな多層歪み肉声が融合。感情の起伏を平熱の狂気のなかに監禁した、「ねえ これ知ってる?」という冒頭1秒のパターン・インタラプトが耳腔を過激に蹂躙します。コミカルな不完全パートから不意に感傷的サビへ急旋回し、最後は弾幕コメントの渦の中で記憶のループと共にスパッと不意に完全遮断されます。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。