Lyric

失われ生まれめぐる

薫風の月が香る朝に

綯交ぜの琴の音と

夢のしらべを辿って

まどろむ無色よ

藁の舟に埋もれ

織られた陽光は傾ぐ

夜に綴るべくは愛を

ぼくは『　』に呼ばれた

『　』はぼくを知ってた

探しに行かなきゃ

星の底にあるという

月と空が揃う場所

たとえ幾瀬よ

君の命を

生まれ喜び　踏む影

湧く宴に　さあ　手を取り

謳い継げ

花暦狂わぬ只一偏の生路を

歓声をくぐり

誰もいない路地へ逃げ

照らされた顔貌には

熱と焦りだけが

行く先はわからない

地図に描く印が繋ぐ

さあ夢を見ようか

この星に満ちてる

ぼくのまだ見ぬ

色《テシス》

匂い《スィレシーラ》

音楽《フィオル》

生活 《グワル》

伝承《グワモセス》

生きる理由を

歌声に揺れる空よ

人波を泳ぐ楽よ

さがしものを隠す世を歩こう

風《スレシア》に委ねて

ぼくは『　』に呼ばれた

『　』はぼくを知ってた

探しに行かなきゃ

星の底にあるという

月と空が揃う場所

君は誰なの　僕は誰なの

喪われた歴史が歌う

すべてが流れ着く場所

夢の君が待つそこは それは

この風だけが知る