Dilemmaのジャケット写真

歌詞

霞ヶ浦の汽笛

Taishi

このイヤホンを外した途端

俺は木々に呑まれる

Break the beats 街の演奏

なんて長閑な

白くて淡い朝いや違う生活が

あまりに美しすぎたのさ

苦しい時もあったのに

危うく自惚れそうになる

美味い飯を食い過ぎた

イーストロードのおばさん

そのままの笑顔で

安曇野のおばあちゃん

次に訪ねるときは

あの窓からはどんな鳥が

見えるのでしょうか

人生の大半を海のない街で過ごして

吸った潮風 消える人影

きっとここにも

流れてたであろう血と汗

君は当時高校生なのにタバコ忍ばせ

見上げてた花火は

どんな色と匂いだろうか

湖が思い出の色を映す

午後4時半 夕日と目が合う

波がつくるBlues 人が創る風物

空に投げる憂鬱 耕された充実

大人気ない平日 大人びた休日

ポイ捨てする退屈

ドラマのような現実

風が吹く

行き場のない想いが浮遊する

あぁ次はどの場所で

それは願いと実を結ぶ

見上げるとそこには特別なBlue

しかしそれは役立たずで

ちっぽけなmoon

2人乗りの少年

待ち合わせする少女

故郷は濃度

5時のチャイムちょうど

踵返す前に尋ねたこの街はどう?

君は答えた ここは何もないと

1人きりの少年

待ちくたびれた少女

肌に塗った温度

終わりに向かう今日も

夜が急ぐ前に尋ねた何が欲しいと

笑いながら君は答えた

何もいらないと

宿に戻ると部屋は

俺と虚無の2人きり

仲良くしようぜ言葉は何もいらない

今日の出来事を思い出してるんだ

邪魔はしないでくれ

さもなくばウィスキーに割って

飲み干してやろうか

どのみち明日東京に帰るんだ、なぁ

その時はついてくるな

置いて帰るつもりだ

でも跡を追って

ついてくるんだろう?わかってる

追い越さないと約束するなら

受け入れてみようか

独り言に戻ろう

あの少女は何を待ってた

春を逆戻りしたような

冷たい風と共に

来るはずのものあるいは

来ないはずの何かか

どうであれ暖かい結末をただ祈った

人の縁は美しい

離れていても消えやしない

それはまるで昼の星のよう

見えないだけ

いつか晴れる空の下できっと会える

この街は1人きりじゃ大きすぎるが

いいんだ大は小を兼ねる

2人乗りの少年

待ち合わせする少女

故郷は濃度

5時のチャイムちょうど

踵返す前に尋ねたこの街はどう?

君は答えた ここは何もないと

1人きりの少年

待ちくたびれた少女

肌に塗った温度

終わりに向かう今日も

夜が急ぐ前に尋ねた何が欲しいと

笑いながら君は答えた

何もいらないと

1人きりの公園 誰もいない道路

1度開くノート 鳥と波の協奏

踵返す前に自分に問うた何を思った

強くなった気がした

やはり1人きりじゃ無力だ

手を繋いだ家族 真ん中には子供

向かう先はシーソー

君は街のヒーロー

不思議そうにこちらを見る

君に伝えたい

君の街と君の幸をただ願う

  • 作詞

    Taishi

  • 作曲

    呼煙魔

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