Lyric

開闢を待つ　朝はまだ暗く

静寂を裂く　不和がまた

孤独を奪って手を引くんだ

ああ　きっと同じ　漆黒も

私の影のように

静かな波がうつ

音の海が誘う

餌を待ち連なる

惑う　惑う

温度のない飾り

空気のない明り

世界は廻りたい

惑う　惑う

歯車が狂い出す　直してもまた壊れて

潮時に濡れた朝　太陽はいない

開闢を待つ　夜はもう白く

解釈を欠く　毒がまだ

記憶を奪い筆を執るんだ

渇望など忘れ

満ちて朽ちて零れ

骨の髄もいずれ

惑う　惑う

独りで爆ぜる星

怪しく映る月

余るほど有るのに

惑う　惑う

意識すらない針 待ちわびた死神

柵を越えぬ羊 色の無い営み

静かな波がうつ

音の海が誘う

餌を待ち連なる

惑う　惑う

温度のない飾り

空気のない明り

世界は廻りたい

惑う　惑う

時を忘れてもう

既に失くした今日

向かう終わりの方

惑う　惑う

温度のない私

目覚めのない私

世界は廻らない

惑う　惑う