入り相のジャケット写真

どうしてだったか

分類しようもない美しい横顔は

あの夕暮が手伝った

どうしてだったか

躊躇なくこぼれた疚しい告白も

あの夕暮が手伝った

思えば君のやさしい返事も

飽きっぽい君が意地悪に笑う

その度に からだが君を求む

薄まらない様に素材を味わう

それは直ぐに視界を濁らせて

違う明日を急がせる引掛けよ

まだ終わらないで

どうすればいいか

翻弄されては痛みを忘れていく

涼しい顔で受容れた

どうすればいいか

推敲を重ねた嘘だらけの手紙と

涼しい顔で受容れた

本当はそれ位もっと前から

秋っぽい風がこの熱を奪って

その代わりに 心は君を求む

追い付けない様に鉛を抱えて

走り続けた自由も利かぬまま

整然なく不甲斐なくただ君を

変わらずに恋う

小さな頭を全活用して

崩れた理想論は

分厚いだけの未熟な合唱部隊

投影して防衛した風と飛んで

増加して降下した雨と泣いて

冷え行く

飽きっぽい君に為す術もなく

恋う度に 無駄だと何度学ぶ

踏込まない様に塞がれた隣は

成る程そうね君の好きな匂い

映しては燃やしていく瞳の中

「これまで」と

  • 作詞

    にお

  • 作曲

    にお

入り相のジャケット写真

如何様詐欺師は夜うごく の“恋う度”を

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春夏秋冬一曲ずつ、夕暮れ時をテーマに書いたコンセプトEP。

アーティスト情報

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