Lyric

春一番の風に吹かれて君と

描いた夢高く

もし君がこの場所にいたら

どんな風が吹いただろう

いつもと反対側の

駅のホームで一人

今年の風感じて次の電車を待ってた

特に予定もないから

各駅停車に乗り込み

あてなく窓の外をただ眺めていた

時計の針を逆に回してる

ように流れてく街

胸の奥なつかしさがこみ上げる

春一番の風に吹かれて君と

描いた夢遠く

もし君がこの場所にいたら

どんな風が吹いただろう

一番僕の近くに

いた君に愛伝える方が

知らない人に

親切にするよりもずっと

難しいもどかしさと

たった一度だけの青春を

季節と共にいつも感じていたんだ

タイムトラベラーになった気分で

時の流れに逆らって

僕だけの専用車は走ってく

流れてくあの雲のように僕らも

風に運ばれてく

同じ季節出会いと別れ

陽炎の見える駅

大切な時間の砂かき集めても

残しておけなくて

たとえ切り取ったとしても

もう戻ることはない

春一番の風に吹かれて散った

君という花びら

もし君がこの場所にいたら

どんな風が吹いただろう