母さんのままだ~あんたねのジャケット写真

歌詞

母さんのままだ~あんたね

フラガ

母さんは

よく笑う人だった

冗談ばっかり言って

困った顔なんて

見せなかった

僕が初めてもらった給料で

買った

山口百恵のビデオ

それを見ながら

ずっと泣いてるから

「そんなに泣くかよ」って

僕は笑ってた

いい息子だったなんて

今でも思ってないよ

心配だってかけただろうし

困らせたこともあっただろう

それでも

二人でよく笑っていた

だから僕も

変わらないって思ってた

いつもの

母さんのままだって

あの日までは

病気になってから

デイサービスに行くのを

嫌がった日があった

歩くことさえ

大変だったのに

2キロくらいの道を

ひとりで歩いて

僕の家まで

来た

僕は家にいなかった

玄関の前で

呆然としていた母さんを

父さんが

見つけた

いい息子だったなんて

今でも思ってないよ

心配だってかけただろうし

困らせたこともあっただろう

それでも母さんは

本当に困った時

僕を

頼ってくれた

それからしばらくして

もうほとんど

意識もなかった頃

僕がふざけて

足をくすぐった

そしたら突然

「あんたね

くすぐったいんだけど」

思わず笑った

ああ

母さんだ

久しぶりに聞いた

いつもの言い方だった

そのあと

母さんは

返事をしなくなった

何を言っても

もう

声は返ってこなかった

あの日聞いた

「あんたね」

それが

僕が聞いた

最後の母さんの声になった

それから

半年くらいして

母さんの時計が止まった

助からないことくらい

本当は分かってたよ

難しい病気だってことも

分かってた

それでも

助けたかった

最後まで

僕を頼ってくれたのに

何もできなかった

ごめんな

今でも

聞こえる気がする

  • 作詞者

    フラガ

  • 作曲者

    フラガ

  • プロデューサー

    フラガ

  • プログラミング

    フラガ

母さんのままだ~あんたねのジャケット写真

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    母さんのままだ~あんたね

    フラガ

よく笑い、冗談ばかり言っていた母。

病気になっても、息子を頼ってくれた母。

ほとんど意識がなくなった頃、ふざけて足をくすぐると、突然返ってきた「あんたね、くすぐったいんだけど」という言葉。

それは、昔と変わらない母の声だった。

そして、その言葉が最後に聞いた母の声になった。

母との何気ない思い出、最後に交わした言葉、助けられなかった後悔。

実際の親子の記憶から生まれた、母への想いを綴った一曲。

アーティスト情報

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