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ソロピアノの為の、配信限定によるシングルリリースに特化したコンセプチュアルなレーベルとして、2020年代に特筆すべき現代クラシカルコンポーザー・ピアニストを紹介/発掘すべく発足した新鋭レーベル「Phono Klavier Limited」。
その第一弾リリースとなるアーティストに、日本人作曲家・ピアニストの小瀬村晶をフィーチャーします。 気象学者のエドワード・ローレンツが1972年にアメリカ科学振興協会で行った講演のタイトル"Predictability: Does the Flap of a Butterfly's Wings in Brazil Set Off a Tornado in Texas?"(予測可能性:ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?)をタイトルに引用したという楽曲「Flap of a Butterfly's Wings」は、指先に伝わるわずかな力学系の変化の連続性で成立するピアノソロ曲の、その“複雑性”と“予測困難性”を的確に捉えた表現であり、よく形容されがちであるピアノソロ=“シンプル”という短絡的な位置付けに対するアンチテーゼの意味も込められている。
春先になるとどこからともなく現れ、羽ばたきによる力学系の“複雑性”と“予測困難性”を存分に発揮しては、花の蜜を求め揺らめくように飛ぶ蝶の美しさに魅せられて書かれた、素朴で愛らしいピアノ小品曲です。
米シアトルの映像クリエイター、Jenn Ravenna がミュージックビデオを制作。
1985年6月6日東京生まれ。在学中の2007年にソロ・アルバム「It’s On Everything」を豪レーベルより発表後、自身のレーベル「Schole Records」を設立。以降、ソロアルバムをコンスタントに発表しながら、映画やテレビドラマ、ゲーム、舞台、CM音楽の分野で活躍している。 主なスコア作品に、河瀨直美監督による長編映画「朝が来る」(カンヌ国際映画祭公式作品【CANNES 2020】選出)、ハリウッドで制作された海外ドラマ「Love Is__」、石田スイ完全プロデュースによる Nintendo Switch 用ゲームソフト「ジャックジャンヌ」、TBS系テレビドラマ「中学聖日記」、コンテンポラリーバレエ公演「MANON」、ミラノ万博・日本館展示作品などがあり、米Amazon オリジナル映画「ジョナス・ブラザーズ 復活への旅」や、フランス映画「Mais vous êtes fous(Losing It)」でも楽曲が使用されている。近年は、国際的なブランドとのコラボレーションが多く、LA MER BLUE HEART や、LAND ROVER、L'OCCITANE への楽曲提供、米アーティスト Devendra Banhart との共作や、アパレルブランド TAKAHIROMIYASHITATheSoloist. のピッティ・イマージネ・ウォモでのランウェイでの使用など、特定の枠に収まらない独自の活動を展開している。 また、Spotify が発表する「海外で最も再生された日本人アーティスト/楽曲 Top10」に2017年、2018年連続でランクインしたほか、米国メディア「Pitchfork」、豪州新聞紙「THE AGE」、フランス公共放送「FIP」、カナダ公共放送「Ici Musique」にてその才能を賞賛されるなど、国内外から注目される作曲家である。
Phono Klavier Limited