歌詞

【デリンマン】

男は小説文庫本を片手に

時よりスマホを見ては微笑み

濃い目のデミタスで

満たす苦めの余韻

楽しむブラックコーヒー

プラトニックな愛は尊い

恋は ほろ酔いくらいが丁度いい

冷めないくらいの温度差

でも冷めても

甘めのコーンポタージュ

ファーストオーダー2人の時は

きまっていつもクリームソーダ

楽しそうな会話が音漏れ

ナポリタンがリップに上乗せ

艶やかなルージュは艶やか

流れる時間は今日も緩やか

ふとした瞬間見つめあう2人

店員は見てもしらんぷり

【椎名かいね】

いつもの角席君を待つふり

あれからページの

進まないdime novel

オーダーを繰り返して

間違えないように

泡と一緒にはじけた

クリームソーダ

【ひとなつおもい】

ねぇねおねぇさん

いったいなにしてんの

ほおづえつきっぱなしじゃ

いたいでしょ

おれの算数の宿題つきあってよ

それともだれかさんをまってるの

次々運ばれてくトレー

伝票にかさなる修正

目が離せない習性

こりゃただごとじゃないね　へー

ぶくぶくとストロー吹く

Orange juice

ブック、ブックマーカーは

まだそこにいる

ドアのベルの音に振り返って

また肩を落とす影がキレイです

アイスクリームで出来たカーテン

緑色の空をけむらして

つっぷしたテーブルの揺れで

チェリーが沈んでく　底の方へ

【椎名かいね】

いつもの角席君を待つふり

あれからページの

進まないdime novel

オーダーを繰り返して

間違えないように

泡と一緒にはじけたクリームソーダ

いつもの角席君を待つふり

あれからページの

進まないdime novel

オーダーを繰り返して

間違えないように

泡と一緒ね。

はじけた　クリームソーダ