Lyric

ありふれた物語を歩き続けた

特別なんかじゃないメランコリー

繰り返すのは　あなたがくれた優しさ

馬鹿みたいに

調べればすぐに判ること

調べればすぐに判るけど

その声　その言葉に　教わりたいんだ

どうにかして忘れないけど

もしその時は　また聞いていいかな

わたしは三つ葉のクローバー

それでも選んでくれたでしょう

何も信じないままでも

ああ　何故か愛しかったんだ

別の生命に変わっても

ちゃんと　わたしを見つけてよ

特別じゃないけどさって

笑える話だなあ

わるい夢のアラーム　眠れなくなった夜明け前

ねえ　穏やかに聞こえていてほしいのは

あなたの寝息さ

土砂降りを縁取る窓が

真っ白に消えない不安が

そのジョークひとつあれば　やわらかに響いた

小さくても揺れていたんだ

その輝きは

わたしだけ見える色

あなたは三つ葉のクローバー

然程　目立ってはいないでしょう

笑い合ったことの全部を

ただ　特別と決めたんだ

たとえ　あの日に戻っても

同じ今日までを選んでよ

運命がどうのじゃなくて

あなたの心で

あなたじゃなくてもいいのに

あなたとただ居たかったんだ

あなたじゃなくてもいいのに

あなたじゃなきゃいけないんだ

わたしは三つ葉のクローバー

それでも選んでくれたでしょう

くだらないこと数えて　あなたに

ただ話したかったんだ

別の生命に変わっても

ちゃんと　わたしを見つけてよ

たとえ　あの日に戻っても

同じ今日に辿り着くように

目に映らない熱情を

静かに揺らすから

特別じゃなくてもいいよ

あなたを選ぶから