不可視のプリズムのジャケット写真

歌詞

銀河

小夜の聲

ジョバンニは未だ、知らなひ。

枯れ果てた海の静けさを。

ジョバンニは未だ、知らなひ。

渡り鳥の鳴る風の音を。

行く末果たして、何処に堕つか。

夢一つも無ひ朱夜です。

鈍色の空の捲れた先、砂粒の星に魅を寄せた。

彼の目はまるで残月のやうだ。仄明るく只、照らしてゐくのだ。

後先の無ひ憧れをぶら下げ、追いかけ始めたユートピア。

少年よ、畏れは置いてゆけ。血の通う蒼のこの惑星に。

朝を待つのはもう野暮なこと、暁を胸に勝ち鬨を。

銀河、遠い彼方の呼び声が少年には汽笛に聞こえた。

いつか、知らぬものを掴むのだ。

夜を抜けろ、聞こえるかジョバンニ。

私ハ此処ダ。蒼イ惑星ハ、モウ見エナヒ。

応答セヨ、応答セヨ。私ハ此処ダ。

少年よ、畏れは置いてゆけ。血の通う蒼のこの惑星に。

朝を待つのはもう野暮なこと、暁を胸に勝ち鬨を。

銀河、果ての見えぬ理想なら燃え果つまで求めるまでだ。

いつも、僕を思い出してくれ。

この唄は聴こえているか。

銀河、遠い彼方の呼び声が少年には汽笛に聞こえた。

いつか、知らぬものを掴むのだ。

夜を抜けろ、聞こえるかジョバンニ。

ジョバンニは未だ、知らなひ。

  • 作詞

    庄子リョウ

  • 作曲

    庄子リョウ

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