歌詞

遠い街から

最後の食卓は　テーブルに乗りきらないほど

あなたの大好きなものだけを　いっぱい並べた

泣いてる　あなたの顔　見つめたら　涙がこぼれた

気づけば　いつの間にか　こんなに大きくなってたね

カイジュウみたいに　しゃべって　泣いて　笑って

まるめてポイした折り紙　ぐちゃぐちゃにぬりつぶした

ぬり絵

あれから　もう十数年　飛ぶように日々はゆき

小さかった　あなたの手は　今、夢をつかまえにゆく

嬉しくて　誇らしくて　でも少し切なくて

ただ笑って　見送るだけ　それだけで精一杯

あなたが産まれる前　初めて知った　空の広さ

あなたが産まれる前　初めて知った　風の匂い

私が知らなかった　幸せが降りそそぐ部屋で

パパと待ちわびてた　紅葉が色づき始めてた

大きくなるたび　やんちゃで　意固地で　勝ち気で

にくたらしい意地張り　めちゃくちゃにケンカだってしたね

世界一　腹立つけど　世界一　愛しくて

古ぼけた　リカちゃんも　ウサギも　捨てられない

嬉しくて　誇らしくて　でもとても心配で

知らんふりを　してるふり　それだけで精一杯

ごはんはちゃんと食べてる？　仕事はうまくいってる？

部屋はキレイに片づいた？　新しい街には慣れたかな？

何度も電話に手をのばしては　必死でガマンしてる私

たまに来るメールにだけは　命がけの言葉を返そう

あれから　もう十数年　飛ぶように日々はゆき

小さかった　あなたの手は　今、夢をつかまえにゆく

嬉しくて　誇らしくて　でも少し切なくて

ただ笑って　見送るだけ　それだけで精一杯

世界一　腹立つけど　世界一　愛しくて

古ぼけた　リカちゃんも　ウサギも　捨てられない

嬉しくて　誇らしくて　でもとても心配で

知らんふりを　してるふり　それだけで精一杯

ただ笑って　見守るだけ　それだけで精一杯