歌詞

簾をすり抜け　光の粒

猫が欠伸して　影を描く

氷水のグラス　涼をうたう

まどろむ時が　胸にほどける

ひるゆめ　風のささやき

陽射しのリボン　揺らしながら

ひかりの雫を　手に集め

午後の空へと　溶かしてゆく

遠く蝉声　淡いコード

少女の笑みが　影をすくう

ページをめくる　風の指先

白昼のメロディー　空に舞う

ひるゆめ　揺れるラプソディ

影とひかりが　重ね合い

淡く滲んだ　夏の記憶

心の窓辺を　そっと染める

一瞬の涼　掌にためて

虹色の粒子　そっと閉じる

明日へつづく　静けさ抱き

歩幅を合わせて　夢を辿る

西陽が長く　庭を染め

窓辺で揺れる　鈴が静まる

昼の残光が　そっと沈み

夜のはじまりが　微笑みを灯す