Lyric

はにかんで喪う君のもとで

祈る手の隙間で、僕は生命を眺める

紫煙の先で聴こえた、互いの望む場所で出逢うから

「笑って、死んで？」なんて

呪いの這う夜のこと、祈りでは消えない

太古の海に還る、僕らはそれを見ては歌うよ

言葉を、今更

「かつて、奈落より来た言葉。返事は無かった。」

はにかんで喪う君のもとで、僕は笑える？

塞ぎ込んで喪う九月の園で、跪いて死んだ

はにかんで喪う君のもとで、僕は笑える？

生き詰まって喪う九月の園で

僕は見た、光に手を伸ばす君を

「現世の果て、鳥居の下で、㤅を歌え！」

世界の棲む土地で、僕は生命を殺める

黄泉の先で聴こえて、瓦解を望むフレーズで

祈りの先へ

「ひとりで、生きてね」

獣のような言葉で、呪って！

背後の鳥居が告ぐ、僕らはそれを見ては願うの

救いを、今更

はにかんで喪う君のもとで、僕は称える

動き出す手と朱い生命の下で

はにかんで喪う君のもとで、僕は笑える？

塞ぎ込んで贖う九月の園で

「跪いて、死んで？」

はにかんで喪う君のもとで、僕は笑える？

光差して瞬く肢体の影で

君が言った、別れを告ぐ言葉

「さよなら。」