歌詞

2020

いつしか断片になったんだ

わずかに剝がされた夢のあと

「でも、もしかしたら」で十分な程に

虚ろに鈍感な証明

悲鳴とメーデーさえも　吐き出せないから

その言葉を可視化したくなった　そう

君は僕の声を響かせていくはずだったのに

その眼は深く閉じていて

ずっと手を向け　願っていたって

お節介な神様は足だけ救って

そうか僕は　放し飼いされたような

愛玩動物みたいな命だ

巧妙に命以外狙い撃ちされて痛いんだ

未だ　戻らぬ濁り　届かない祈り

鼓膜ジャックして「皆様」No Noと

嗚呼、もう機械みたいね

感情以外は黒みたい

いつだって完全解答だけが正義みたい

まただ　罰点八転「×」ばっかで意味が無い

後はただ　問だけが残っていた

意味は無い　意味は無い　ただ繰り返す

唯一僕以外のための研究を

意味が無い　意味が無い　ただ思い出す

夢と呼ぶにはほど遠い感情を

寒いんだ　誰もいないから

揺れる僕がいる　気づいてよ

浅くなる呼吸　酸素を運ぶ　ネットワークはもう途絶えた

ここは痛くて　暗くて　狂いそうで

お節介な神様は足だけ救って

そうだ僕は　放し飼いされたようで

もう性善説も死んで一人だ

感情を一つ以外　狙い撃ちにしてみたいんだ

今だ　人じゃないのに　隠すアイロニー

困っちゃうくらいに歪な人生を

キミに　告げる最後に

笑っちゃうくらいに死ぬまで創造しよう

2030年　キミの誕生