歌詞

うつらうつらの

浅い眠りから覚めて

見渡す町は春春

春ってこんな

いとも簡単に来んだな

今まで知らずいたけど

うららかそうな日差しのなか

ベランダに出てみれば

思いのほか冷たい風

肩すくめた

桜の並木を

遠くに見下ろし

昨日の夜を思った

あの子の名前が

メロディに乗らない

愛してるのになぜだろ?

春爛漫花冷えの

朝のこと

まず顔なんか洗って

コーヒーなんか飲んで

春めく街にフラフラ

見上げた空は

白いTシャツまで

染めちゃいそうな青青

オープンカフェ

並んでいる

恋人たちの笑顔

僕とあの子

あんなふうには

ここんとこどう?

桜の花道

歩いていたって

心がなんか晴れない

あの子の言葉が

もひとつ響かない

信じてるのになぜだろ?

春爛漫

満開の午後のこと

そういえばあの子と迎える春も

気がつきゃこれで三度目かな

僕らは前に進んでるかな

何処かにたどり着けるのかな

桜の真下で

心がざわつく

ひとひら落ちる

花びら

あの子の心が

桜にまぎれる

見失いそうなぜだろ?

春爛漫

桜舞う夜のこと