Mirrorのジャケット写真

歌詞

もういや

ジュンヨシハラ

あぁもう嫌

悩みがないなんて嫌だ

「きっとすぐに」だなんて

勘がよけりゃ分かってる

また月が変わる

やらなきゃならない事なら

明日にある

大急ぎ今日も終わる

理想のあなたは昨日乗り過ごしたの

オールナイトで酌み交わす時代

あるとか無いとか聞いたよ

Oh noそれすらも知らぬ

口から出るのはでまかせばかりなの

言葉が喉に詰まる

息ができなくなって吐き出す

涙と共に刻むはずの思い出が

ひび割れもせずに拭われる

こうあって欲しいとかただ

考えているだけ

生まれるものに目を当てず

幾らか札を持って家を出る

あれしたいとかこれしたいとか

それ自体浮かばないとか思ってる

「できる人らは無駄がない」し

「十八番人前で歌わない」

詩の意味はすぐに調べる

難しいことを虐げる

いつまでも「何かいいこと」

がどこかに落ちてる思ってる

あぁもういや

悩みがないなんて嫌だ

息をすると命が

減っていくの分かってる

期待しないように見せてるだけ

生きたいと思うために眠る

夜が追い越していくから、

次は

追いついてしまわないようにした

きっといつだって

期待とひとつにある

その言葉を知ってんだ

見たくない聞きたくもない、

うるさい、くだらない

「どこのどいつ」だって探して

満たしたって、

どのみち歌にもならないし

生きたって言え

次の次の次の次へ

行くのならば

  • 作詞

    ジュンヨシハラ

  • 作曲

    ジュンヨシハラ

Mirrorのジャケット写真

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  • 1

    ご挨拶2

    ジュンヨシハラ

  • ⚫︎

    もういや

    ジュンヨシハラ

  • 3

    DEKA-MARA

    ジュンヨシハラ

  • 4

    気をつけて帰れよ (feat. キドル, さるろっく & ザレトロ)

    ジュンヨシハラ

  • 5

    酸辣湯麺 (feat. 沖 健斗)

    ジュンヨシハラ

  • 6

    Mirror

    ジュンヨシハラ

前作『Along home』をリリースしてから約2年。
『Along home』はコロナ禍真っ只中に企業へ入社し、数日後に緊急事態宣言発令により自宅待機となったジュンヨシハラが、
「何かを成さなければ、しかし夜と朝がつながり昨日と今日の境目もわからない」と感じ、めまぐるしく変化する生活に半ば押し潰されそうになった反動から生まれた。

一方で今作『Mirror』は、時間をかけながら自分と身の回りを観察し感じ、ありたい姿とはどんなものかを紡ぎ出す過程で生まれたアルバムである。

1曲目『ご挨拶2』(ごあいさつー)では、『Along home』を彷彿とさせる語りから始まる。
そのBGMには、今やジュンヨシハラの代名詞ともなった『私はもう、踊らない。』が流れており、ラジオ配信のような雰囲気が漂う。
音源の後半には、企業紹介BGM風の曲が流れ、爽やかな気分を感じさせている。

2曲目『もういや』では、駆けるようなシンセサイザーのサウンドと、どっしりとループするエレキピアノのサウンドが混ざりポップな曲調となっている。
また、冒頭から「ああ、もういや。悩みがないなんて嫌だ。」と生活への不安を歌い、
理想はあるが、現状に満足し待っていることへのメッセージを込めている。

3曲目『DEKA-MARA (named by Atsuki Azegami)』は、ジュンヨシハラの友人と話しているうちに受けた影響から生まれた曲である。
日々は無常であり、描いた理想はその時点から自分をじっと待っていてはくれていないということを、男性のシンボルへ昇華し歌っている。

4曲目『気をつけて帰れよ(feat. キドル & さるろっく& ザレトロ)』では、普段はクリエイターとしてではなくダンサーとして音楽と関わる三人をゲストボーカルに迎え、生活の一幕を相互に支える顧客と従業員にフォーカスしたリリックを歌っている。
また、作中では前作『Along home』より、『お家エブリナイト』をサンプリングした音源を使用し、コロナ禍以降さらにフォーカスされている家での過ごし方の一幕を切り取っている。

5曲目『酸辣湯麺』は全編打ち込みに振り切った曲で、「全世界の平和よりも目の前の食事のことを考える人」をリズミカルに歌っている。
「今」を使い切り、未来への道を開くことを考えている際に生まれた曲である。
ジュンヨシハラは、酸辣湯麺を食べたことはまだないらしい。

6曲目『Mirror』は、取捨選択を強いられる人生で諦めたことや諦めきれないことの全てが自分の日々となること、強いられることと決められていることを混同して人生の主導権を手放してしまわないようにありたいと感じたことから生まれた楽曲である。
2本のギターが混ざり合うようにソロを掛け合うパートでは、自らと他者の調和を表現している。

「いま僕の周りにいてくれる人、周りにあるものは全て財産です。
僕の写し鏡であり、一部です。
そんなことを考えながら作ったアルバムです。」
本作を主導したジュンヨシハラはこう語った。

アーティスト情報

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